2019.1.08 カテゴリー|トリガーポイント注射
70代の女性
玄関から出るときに膝がカクッと鳴ってから左膝の裏が痛くなり歩けなくなりました。
某病院を受診してMRIを撮り、半月板損傷が減っていると言われ、痛み止めが処方されました。
痛み止めを飲んでもぜんぜん痛みが取れないため、10日後に当院を受診しました。
痛みのため松葉杖をついて診察室に入ってきました。
診察すると下図の部位にトリガーポイントを認めました。
「これは筋肉の痛みだよ。半月板は痛みと関係ないよ。つうか、70歳の人が膝のMRIをとったら、全員に半月板が痛んでいる所見が見つかるよ。ただの老化現象だから痛みとは無関係だよ。ガクッとなったときに膝の裏の筋肉をいためただけだから、痛い筋肉に注射すれば良くなるよ。松葉杖なんかをつかっていると筋肉が弱くなっちゃうから、なるべく普通にあるかなきゃダメだよ。」
と説明して、トリガーポイント注射を打ちました。
翌日には松葉杖なしで歩けるようになりました。