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カルシウムサプリメントで心筋梗塞の危険性が増加する

2012.5.14 カテゴリー|その他の治療について

カルシウムサプリメントは骨を強化するために多くの人に飲まれています。

 しかし、昨年ニュージーランドのオークランド大学のReid教授らが行った国際的な試験により、カルシウムのサプリメントを飲むことにより心筋梗塞の危険性が30%も増加することが分かりました。

 また脳卒中による死亡の危険性も少し増加することも分かりました。

 
 食事から摂取したカルシウムによる心筋梗塞や脳卒中の危険性の増加は認められなかったので、カルシウム摂取によるこれらの危険性の増加はサプリメントに限られているようです。

 今までにさまざまな大学で行われてきた試験の結果で、カルシウムサプリメントには骨密度や骨折予防に対する効果がほとんどないことは、すでに証明されています。

 つまりカルシウムサプリメントはほとんど効果がなく、危険性が高いサプリメントなのです。

 飲むべきではありません。カルシウムは乳製品や小魚などの食事から摂取するように心がけてください。

 高齢者(特に女性)が骨粗しょう症になる原因は、カルシウムの摂取不足ではなく、カルシウムを骨に変える働きが落ちてしまうことが原因です。

 カルシウムを摂取しても骨にならずにそのまま排泄されてしまいます。

 骨粗しょう症を良くするには、カルシウムを骨にかえる薬を飲まなければいけません。

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