2012.8.28 カテゴリー|湿潤療法
10歳の少女
おばあちゃんの家に遊びに行っていて、きゅうすをひっくり返してしまい、右太ももの前面部に大きな火傷を負ってしまいました。
救急病院で、応急処置を受け、翌日、家の近くの総合病院の皮膚科を受診して、軟膏とガーゼによる治療を受けました。
しかし、お母さんが、湿潤療法について既に知っていて、この治療ではダメだと判断し、ネットで調べて、当院を受診しました。
上の写真が、初診時の水泡膜を除去した後の写真です。
穴あきポリ袋とペットシートによる湿潤療法のやり方をお母さんに覚えてもらい、自宅で処置をしてもらいました。
10日後には、きれいに皮膚が出来ました。
あとは、ワセリンを塗ってもらって、皮膚の乾燥を防ぎ、かつ日焼けをしないように注意してもらえば、ほとんどあとが残らずに治ると思います。