2012.12.04 カテゴリー|医療に関する迷信
「膝の水を抜くとくせになる」と思っている方がたくさんいるようですが、これは迷信です。
「膝の水を抜くとくせになる」というのは、要するに、「膝の水を抜くと、かえって、膝に水がたまりやすくなる」という意味だと思いますが、それは間違いです。
膝に水が溜まる理由は、膝の関節の中で炎症が起きているからです。確かに、膝の水を抜いても、また水が溜まってしまう人もいますが、それは、炎症がおさまらないからです。水を抜いたことで、炎症が悪化して、かえって、水がたまりやすくなった。ということではありません。
膝に水が溜まっていて、そのせいで膝に痛みがあるような場合は、水を抜いたほうがいいでしょう。水が溜まっていても、それが痛みの原因になっていなければ、痛い思いをしてまで水を抜く必要はありません。
「膝の水を抜くとくせになる」というのは迷信です。