2012.12.12 カテゴリー|トリガーポイント注射
湿潤療法のパイオニア夏井睦先生のHP「新しい創傷治療」で、僕が出したメールが紹介されました。
http://www.wound-treatment.jp/title_new.htm
整形外科医です。
慢性頭痛で悩んでいる患者さんについてですが、やはり、最初は、頭痛専門外来、もしくは脳外科に行って、本当に偏頭痛なのかどうか診てもらった方がいいと思います。偏頭痛ならトリプタン製剤などを処方してもらうといいと思います。
市販されているセデ○などの頭痛薬を乱用すると、薬剤性頭痛になって、かえって頭痛が治りにくくなりますから、市販の頭痛薬はあまり使うべきではありません。
しかし、痛みを我慢すると「痛みの悪循環」に陥ってしまい、痛みが治りにくくなってしまいます。そういった意味でも、なるべく早く医療機関を受診することをお勧めします。
頭痛の9割は、筋緊張性頭痛です。筋緊張性頭痛なら、頸部へのトリガーポイント注射が著効することがあります。以下のHPのリストを参考にしていただいて、トリガーポイント注射を行っている医療機関を受診したらいかがでしょうか?
このリストには載ってませんが、当院でもトリガーポイント注射を行っています。
話は変わります。糖質制限の効果についてです。
僕は糖質制限で7㎏痩せました。
僕は12年くらい前から、慢性副鼻腔炎(蓄膿症)があり、季節の変わり目に風邪をひくと副鼻腔炎が再燃してつらい思いをしていました。ところが、糖質制限をして痩せてからは、風邪をひいても軽く済み、副鼻腔炎が再燃しなくなりました。痩せたことで、副鼻腔の開口部が広がったのか?理由はわかりませんが、助かっています。
筋緊張性頭痛の患者さんは、図のように胸鎖乳突筋にトリガーポイントを認める方が多いです。
その他、首の後ろから肩にかけての筋肉にトリガーポイントを認めます。
トリガーポイント注射を打つことで、良くなる人がたくさんいます。