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ビオチンが劇的に効いた接触性皮膚炎の一例

2013.3.06 カテゴリー|ビオチン療法

30代女性 美容師

 

19歳のころから両手に皮膚炎があり、皮膚科で美容液による接触性皮膚炎と診断されました。美容師をしばらく止めていた間は皮膚炎は落ち着いていました。

 

昨年4月に美容師の仕事を再開したら、また両手の皮膚炎が再発しました。

 

皮膚科で接触性皮膚炎と診断され、デルモベート(最強の外用ステロイド剤)とセレスタミン(ステロイドと抗アレルギー剤の合剤)を処方されましたが、症状は改善しませんでした。

 

2か月ほど前に、当院を受診しました。経過や、皮膚所見からはやはり美容液による接触性皮膚炎が一番疑われました。

 

しかし、タバコを吸っていること、足の裏にも皮膚炎が出来たことがあることなどから、掌蹠膿疱症の可能性もあると考え、ビオチン療法を開始しました。もちろん禁煙もしてもらいました。

 

1か月後受診した際には、皮膚炎がきれいに治っていました。

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接触性皮膚炎にビオチンが効いたのか?

接触性皮膚炎ではなく掌蹠膿疱症だったからビオチンが効いたのか?

 

どちらかは、わかりませんが、ビオチン療法には副作用がないので、接触性皮膚炎にも、ためしにビオチン療法をやってみる価値はあると思います

 

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