2013.6.07 カテゴリー|トリガーポイント注射
50代男性
仕事中に、豚に引っ張られて、左膝をひねり受傷しました。
すぐに当院を受診しました。左膝の裏側の痛みのため歩行できない状態でした。
レントゲン上は異状ありませんでした。
膝関節の軽度の腫脹をみとめ、関節穿刺で透明な関節液を12ml吸引しました。
痛みが強いため、念のためMRIも行いました。
MRIでは内側半月板の後ろの部分に水平断裂を認めました。
(青丸の中)
私は、半月板損傷は、痛みの原因にならないと考えています。
なぜなら、半月板などの軟骨には神経がないからです。
神経がなければ痛みを感じることはできません。
触診で、膝の裏側に2か所圧痛点を認めました。
トリガーポイント注射をしたら7回程度で痛みが消えました。
半月板損傷ではなくMPS(筋筋膜性疼痛症候群)だったのです。
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