HOME > 院長BLOG > 「ブルーベリーを食べると目がよくなる」は迷信

院長BLOG

「ブルーベリーを食べると目がよくなる」は迷信

2013.6.14 カテゴリー|医療に関する迷信

「ブルーベリーには、目にいいビタミンAがたくさん含まれているから、たくさん食べると目がよくなる」と巷では思われているようですが、これは迷信です。

 

確かに、ビタミンAが欠乏すると「夜盲症」といって、夜に目が見えにくくなる病気(いわゆる鳥目)になります。

ビタミンA欠乏性夜盲症の人にビタミンAを投与すると、症状が改善します。

しかし、日本のようなものが豊かな国で普通に食事をしていれば、ビタミンA欠乏症になることはありません。

なので、健康な人がビタミンAをたくさん摂取したからといって、目がよくなることはありません。

 

逆に、ビタミンAを過剰に摂取すると、脱毛皮膚剥奪などの副作用が出ます。

まあでも、ブルーベリージャムやブルベリーヨーグルトを毎日食べたからといって、ビタミンA過剰にはなりません。(糖質の過剰摂取が気になりますが・・・)

問題は目がよくなると思い込んで「ブルーべりー〇イ」のようなサプリメントを大量に摂取してしまうことです。

 

「ブルーベリーを食べると目がよくなる」というのは迷信です。

 

 

 

最近の記事

カテゴリー

月別アーカイブ