HOME > 院長BLOG > 痛みを我慢すると慢性痛になる(その2)

院長BLOG

痛みを我慢すると慢性痛になる(その2)

2014.2.10 カテゴリー|骨折・捻挫の治療

60代の女性

 歩いていて左足首をひねりました。強い痛みと、著しい腫れが出現しましたが、指や足首が動くので折れていないと自己判断して、安静のみで様子をみていました。10日くらいたってからやっと歩けるようになりましたが、その後いつまでたっても痛みがとれないので受傷から5週間後に当院を受診しました。

 受診時のレントゲンです。

10230a.jpg

 外くるぶしの少し上が折れています。しかしすでに仮骨(骨をくっつける新しい骨)が出来ていて、骨はくっついています。

 

 骨がくっついているのに、なぜ痛みがとれないのでしょう。それは痛みをずっと我慢していたからです。痛みを我慢していると神経が異常に興奮してしまい、痛みの原因がなくなっても、痛みだけが残ってしまう状態になります。このような痛みを慢性痛と言います。慢性痛は治すのが非常に難しい痛みです。この方の場合、受傷してすぐにシーネで外固定すれば、すみやかに痛みが軽減し、3週間くらいシーネを巻いた後は、痛みなく歩くことができたと思います。痛みが出たらなるべく早く適切な治療をして痛みを取り除いてやることで痛みが慢性痛に変化することを予防しなければいけません。

 

 痛みは我慢してはいけません。我慢させてもいけません。

最近の記事

カテゴリー

月別アーカイブ