2014.3.10 カテゴリー|トリガーポイント入門
臀部外側から大腿、下腿の外側にかけての痛みとしびれのトリガーポイントは小殿筋にあります。
大転子と腸骨陵を結ぶ線の中間地点くらいを圧迫すると見つけることが出来ます。
症状からヘルニアや腰部脊柱管狭窄による第5腰神経根障害と診断されることが多いのですが、症状の原因は神経根障害ではなく、小殿筋にできたトリガーポイントです。
小殿筋にトリガーポイント注射をすると、ごく稀に局所麻酔薬の作用で一時的に上殿神経麻痺による歩行障害が出現することがあります。注入量を1.5ml以下にすることである程度予防できるようです。
また小殿筋のトリガーポイントには、腓腹筋外側頭のトリガーポイントが合併することが多いです。念のためふくらはぎの外側も触診してみてください。