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鎖骨遠位端骨折の治療

2014.6.09 カテゴリー|骨折・捻挫の治療

 30代の女性

 自転車で転倒して受傷しました。近くの病院でテント言をとり鎖骨が折れていると言われ、鎖骨バンドと三角筋による固定を受けました。1週間後レントゲンを撮った後に「手術をした方がいいかもしれない」といわれ、不安になりネットで調べて当院のブログを読み、受傷より13日後に当院を受診しました。

 受診時のレントゲンです。鎖骨遠位端骨折を認めます。

10461a.jpg

 わかりにくいので、拡大して、骨折している部分を強調してみました。骨折部分は5㎜ほど離れています。

10461b.jpg

 鎖骨バンドと弾性包帯による方法で骨折部を整復外固定した後のレントゲンです。ほぼ元の位置に整復されています。

10461c.jpg

 その後の経過は良好で、4週間後に弾性包帯を外して鎖骨ベルトだけにし、入浴時は鎖骨ベルトも外すことを許可しました。

 6週間後、骨癒合が得られたので、鎖骨バンドを外しました。外固定中も痛くない範囲で肩をどんどん動かしてもらっていたので、可動域制限もなく、リハビリの必要はありませんでした。

 

鎖骨遠位端骨折に対する保存的治療法

https://nishibori-seikei.com/blog/2013/11/post-340.html

 

 

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