2015.9.01 カテゴリー|医療に関する迷信
今日はこのエントリーの紹介
スポーツは健康に悪い 女性アスリート2割が疲労骨折を経験
http://blogos.com/article/131110/
スポーツが健康に悪いという意見におおむね賛成です。
スポーツをしてなければならない病気や怪我がたくさんあります。このエントリーに書かれている、女子マラソンランナーの骨粗鬆症などもそうですが、野球選手に多い投球肩や野球肘、サッカー選手や格闘技選手に多い膝前十字靱帯断裂などは、スポーツをしていなければまず起こさない怪我です。若い頃のスポーツのやり過ぎによる怪我が原因で、まだ中年なのに肘や膝や足首などの関節が、後期高齢者なみに変形している患者さんをたくさんみてきました。
スポーツは健康のためにやるのではなく、楽しむためにやるものです。
私もゴルフをやりまくっていますが、健康のためにやっている訳じゃなく、ゴルフが楽しくて仕方ないからやっているのです。ゴルフのやり過ぎで腱鞘炎になったり、腰痛になったりしていますが、そんなの注射すれば治るからと、全然休まずゴルフをやりまくっています。ゴルフをしていて、バーディをとれたり、ロングパットが入ったり、アプローチがベタピンしたり、ドライバーがうまく当たってボールがぶっ飛んでいったときなど、超気持ちがいいので、精神的ストレスが吹っ飛びます。
逆に、健康のためといって、膝が痛いのに無理してウォーキングを毎日何時間もやっている高齢者がいますが、本末転倒もいいところです。
以前も書きましたが、ウォーキング程度の運動では何時間やっても筋肉を鍛えることはできませんし、消費カロリーも少ないのでダイエット効果もほとんどありません。ウォーキングが楽しくて楽しくてしょうがないというなら別ですが、そうでないなら痛みを我慢してまでやる価値はありません。
筋肉を鍛えたければ加圧トレーニングをしましょう。やせたければ糖質制限をしましょう。
健康のためにといって、楽しくもないスポーツや運動をするのは余計ストレスがたまるだけです。それで怪我をしたら馬鹿丸出しです。
スポーツは健康のためじゃなく楽しむためにやりましょう。