2016.3.08 カテゴリー|その他
4月から湿布(アドフィードなど)やパップ剤(モーラステープなど)は、1回に70枚までしか出せなくなります。
お上(厚生労働省)が決めたことなので逆らえません。
1ヶ月に何枚まで出せるかは明記されていませんが、1日○枚□日分と処方箋に記載しなければ行けなくなりました。
1日何枚まで処方できるかも明記されていませんが、おそらく4~5枚くらいが限界だろうと思われます。
そんなわけで、当院では1ヶ月に140枚以上は出さないようにします。(自主規制)
ご協力お願いいたします。
2016.3.07 カテゴリー|トリガーポイント注射
20代の女性
10年前から肩こりがあり、時々、マッサージに通っていました。
こりはあるけど痛みはほとんどないようです。
最近、かかったマッサージで、
「こんなにこっている人は見たことがない」と言われ、不安になり当院を受診しました。
診察したところ、確かに胸鎖乳突筋と僧帽筋にトリガーポイントを認めましたが、筋肉は柔らかく、それほどこっていませんでした。
「確かに、こっているけど、そんなにたいしたことないよ。本当にひどい人は、筋肉が骨みたいに固くなっているから、それに比べたら全然柔らかい。心配する必要ないよ。」
と説明してから、トリガーポイント注射をしたら
「肩が軽くなりました」
と言って、喜んでくれました。
しかし、この程度のこりしかない患者さんになぜ
「こんなにこっている人は見たことがない」なんて言っちゃうのでしょう。
そんなこと言われたら、不安でよけい肩こりひどくなっちゃう可能性もあるのに。
もしかしたら、患者さん全員に同じことを言っているじゃないでしょうか。
「こんなにこっている人は見たことがない・・・(だから治らなくても仕方がない。)」
って、はじめから治らないときの言い訳してるんじゃないの?
2016.3.07 カテゴリー|トリガーポイント注射
腰痛の患者さんの中には、朝起きたときや、夜トイレに起きる時が一番痛くてつらいと訴える患者さんがいます。
これは、寝ている間に腰や殿部の筋肉が固まってしまうための痛みです。
この痛みにもリボトリールが良く効きます。
リボトリールには筋肉の緊張を和らげる効果があるため、寝ている間に筋肉が固くなるのを防いでくれます。
眠くなる副作用もあるので、トイレに起きる回数も減るので一石二鳥です。
2016.3.07 カテゴリー|トリガーポイント注射
五十肩の患者さんの中には「昼間は何とか我慢できるけど、夜になると痛くて寝返りも打てないから眠れなくて困る」と訴える方がたくさんいます。
この、夜寝ているとひどくなる痛みを夜間痛といいます。
夜間痛の原因はよくわかっていませんが、おそらく肩にとっては、起きて腕を下げている体勢が一番自然で、寝ている体勢はむしろ不自然なんじゃないかなと思ったりしています。
それで、この五十肩の夜間痛に対して、抗てんかん薬のリボトリールがとても良く効きます。
リボトリール0.5mgを1錠、寝る前に飲んでもらいます。
リボトリールには筋肉の緊張をとる作用と、眠くなる副作用があります。
眠くなる副作用のおかげで、痛くてもぐっすり眠れるので、痛みの悪循環が止まり、五十肩の痛みそのものが良くなっていきます。
2016.3.04 カテゴリー|湿潤療法
60歳の男性
丸鋸で木を切っていて、指先が巻き込まれて受傷しました。
すぐに当院を受診。右人差し指の指腹部が皮膚の一部を残して切断されていました。
縫い合わせてもくっつく可能性は低いと判断し、とれかかっている皮膚を切断し、創部にソーブサンを当てて止血しました。
翌日には、出血は止まっていたので、プラスモイストを当てて、週2回ずつ通院してもらいました。
約7週間で指腹が再生されました。
もっと時間が経てば指紋も再生されて元通りの指になると思います。
受傷2日後
受傷13日後
受傷26日後
受傷43日後
受傷50日目(治癒)