2016.3.07 カテゴリー|トリガーポイント注射
五十肩の患者さんの中には「昼間は何とか我慢できるけど、夜になると痛くて寝返りも打てないから眠れなくて困る」と訴える方がたくさんいます。
この、夜寝ているとひどくなる痛みを夜間痛といいます。
夜間痛の原因はよくわかっていませんが、おそらく肩にとっては、起きて腕を下げている体勢が一番自然で、寝ている体勢はむしろ不自然なんじゃないかなと思ったりしています。
それで、この五十肩の夜間痛に対して、抗てんかん薬のリボトリールがとても良く効きます。
リボトリール0.5mgを1錠、寝る前に飲んでもらいます。
リボトリールには筋肉の緊張をとる作用と、眠くなる副作用があります。
眠くなる副作用のおかげで、痛くてもぐっすり眠れるので、痛みの悪循環が止まり、五十肩の痛みそのものが良くなっていきます。