2017.1.24 カテゴリー|医療に関する迷信
先日きた若い男性の腰痛患者に痛み止めを処方しようと思ったら、
「痛み止めはなるべく飲みたくない」と言われました。
痛み止めに対してアレルギーでも持っているのかと思ったら、知り合いの看護婦に「痛み止めはなるべく飲まないほうがいい」と言われたというのです。
マジでがっかりしました。
「痛み止めはなるべく飲まないほうがいい」とか、30年前の考え方です。
痛みは我慢すればするほど治りにくくなります。
痛みを我慢すると、痛みのストレスが交感神経を興奮させ、筋肉の血流を悪くし、痛みがますますひどくなる痛みの悪循環に陥ります。
痛みの悪循環に陥った結果が慢性痛です。
慢性痛になってしまうと、治療がすごく大変になってしまいます。
痛みが軽いうちに痛み止めを飲めば、痛みがすぐに消えて、慢性痛にならなくてすみます。
痛みについて勉強してないなら、余計なアドバイスしないで欲しいよ。