2018.9.14 カテゴリー|骨折・捻挫の治療
骨折や捻挫の治療でシーネ固定をしたときは、
「シーネの包帯は素人でも外せるけど、元通りに巻けないから絶対に外さないように!勝手に外した場合は、人が変わったように怒るよ。」
と説明しています。
それでも勝手に外してしまう人がいます。そんなときは、本当に人が変わったように怒ります。
実際に私がシーネを巻くときは手際よくちょちょいと巻いちゃうので、誰でも出来るように見えるかもしれませんが、そうじゃありません。
骨折にたいして、どこに力を加えれば一番しっかり固定できるか力学的視点で考えながら、包帯を順番や巻く強さや範囲を決めています。
なので医者になって20年以上になりますが、包帯の巻き直しは一度たりとも看護婦さんに任せたりせずに必ず自分でやってきました。
1年くらい前です。
女の子の手首の骨折にシーネを巻きました。
1週間後再診してもらった際、包帯が下手くそに巻きなおされていたので、人が変わったように怒ったら、
「緩んだから看護婦の姉に巻きなおしてもらったから問題ないでしょう!」
とお母さんが逆ギレしてきたので、
「その看護婦さんは私と同じくらい骨折の治療の経験と知識があるんですか!だったらその看護婦さんに治してもらえばいい!」
と逆ギレ返ししました。
そしたら、ネットの口コミサイトに悪口を書かれちゃった。
なので、今後は「包帯を勝手に外したら、ネットに悪口を書かれるくらい怒るよ!」と説明することにしました。
シーネの包帯は勝手に外さないでくださいね。
緩んだときは私が巻きなおすから再診してくださいね。