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スクワットやり過ぎて痛くなるのは筋肉でしょ。

2022.11.28 カテゴリー|トリガーポイント注射

60代の男性

1ヶ月くらい前に3日連続でスクワットをやったら左殿部と左ふくらはぎに痛みが出現しました。

すぐに某整形外科クリニックを受診してMRIを撮り、腰椎すべり症による坐骨神経痛と診断され、リリカとオパルモンが処方されました。

左殿部痛は改善しましたが、左ふくらはぎ痛がひとつも良くならないため、数日前に当院を受診しました。

触診するとすぐにふくらはぎの中央にトリガーポイントを見つけました。

トリガーポイント注射をすると診察室を出る際にはかなり痛みが改善したと喜んでいました。

 

普通に考えて、筋トレをやり過ぎて痛くなるのは筋肉でしょ。

何で腰のMRIなんかとる必要あるの?

下肢痛=腰椎由来の神経痛という思考停止。

整形外科医は運動器疾患の専門家なのですが、なぜか筋肉の勉強はまるでやらないのであります。

初期の五十肩(四十肩)のトリガーポイント

2022.10.28 カテゴリー|トリガーポイント入門, トリガーポイント注射

初期の五十肩のトリガーポイントは小円筋にあることが多いです。

患側の手を患者さんの頭につけてもらい肘を前方に向けてもらいます。

その姿勢で肩関節の下を後ろから押してあげると、硬くなった小円筋を触ることが出来ます。

ここにトリガーポイント注射をするとすみやかに痛みがとれることが多いです。

五十肩の原因は肩峰下滑液包の炎症だと思っていましたが、どうやらそれだけではないようです。

小円筋が硬くて伸びなくなると腕を上げられなくなるし、小円筋が痛いと手を後ろに回すことが出来なくなる。

これらの五十肩に特徴的な症状は小円筋のトリガーポイントでだいたい説明がつく気がします。

よけいな検査はしない

2022.09.29 カテゴリー|トリガーポイント注射

水戸市でトリガーポイント注射を行っていたベテランの整形外科医がお亡くなりになりました。

そこの患者さんが何人もトリガーポイント注射を求めて当院を受診してきました。

患者さんの情報によるとそのクリニックも当院と同様に平日はほぼ待ち時間なしだったそうです。

私と同様によけいな検査をしないから患者さんの回転が早かったのだと思います。

痛みの原因は筋肉に出来たトリガーポイントだという真実を知っていると、患者さんの話を聞いただけでだいたい悪い筋肉がわかります。

骨折や変形性関節症や骨腫瘍などの可能性があるときはレントゲンを撮りますが、そうでなければ必要ないので撮りません。

ここ10年くらいMRIも撮ってません。

脊髄腫瘍とか頚髄症、骨軟部腫瘍などMRIが必要な症例は最初から検査後に手術が出来る施設に紹介しています。その方が患者さんの負担が少なくなるからです。

よけいな検査はしない。よけいな薬もだない。患者さんはなるべく待たせない。それが私の信念です。

注射はしないけど物理療法はする整形外科医

2022.08.26 カテゴリー|トリガーポイント注射

最近の若い整形外科医はトリガーポイント注射をやらないそうです。
痛みの原因は骨や軟骨の変形だから、筋肉への局所注射で治るはずがないという思い込みがあるんでしょう。

でも、その割に物理療法はやるんだよね。物理療法ていうのは、腰椎牽引とかホットパックとか低周波とか超音波とかウォーターベッドとか、機械を使って温めたりマッサージしたりストレッチしたりする治療法のことです。

それこそ物理療法で骨や軟骨の変形が治るわけないでしょう。物理療法で治療可能なのは筋肉だけですよ。

やっていることが矛盾していることに気づきもしない。ちょっとあれですよね。語弊があるから言わないけど、あれですよ。

物理療法は痛みの治療に有効です。でも当院ではあまりやりません。だって注射しちゃったほうが全然早く治るんだもん。

 

注射をしない整形外科医

2022.08.08 カテゴリー|トリガーポイント注射

最近の若い整形外科医はトリガーポイント注射をやらない。
痛みの原因は骨や軟骨や神経の器質的な異常が原因だから、局所注射で治るはずがないという思い込みがあるんだろう。
本当は痛みの9割は筋肉が原因なんだけどね。
教科書に書いてないから知らないんだよね。

日本整形外科学会も筋筋膜性疼痛症候群については完全に無視してます。

それを認めちゃうと今までやってきた手術のほとんどが無駄だったて認めちゃうことになるから当然だけどね。

 

まあでも、注射をやらない整形外科医がたくさんいるおかげで、俺みたいな注射で治す整形外科医の価値が相対的に上がるわけで、ありがたいと言えばありがたい。

今日も某医療センターの整形外科医から「俺は注射はやらない主義だ」と言われて逃げてきた患者さんがきたよ。

ありがたい。ありがたい。

ストレートネックは原因じゃなく結果だよ

2022.07.19 カテゴリー|トリガーポイント注射

上の写真は肩こりを主訴に来院した方の頸椎を横から撮ったのレントゲンです。

本来、頸椎は横から見ると前方に緩やかなカーブを描きますが、この方の頸椎はまっすぐになっています。

このようにまっすぐになっている頸椎をストレートネックといいます。

 

「ストレートネックが肩こりの原因です。」と説明する整形外科医がたくさんいるようですが、この説明は原因と結果を完全に取り違えています。

首がまっすぐになっているから肩がこるのではなく、肩や首の筋肉がこって硬くなっているから首がまっすぐになっているのです。

 

頸椎は7つの骨で構成されており、それぞれの骨の間に関節があります。関節がたくさんあるので、ちょうど洗濯機のホースの様に柔軟に動きます。

その柔軟な頸椎を支えているのがその周囲にある筋肉です。

筋肉が正常でバランスがとれていれば、頸椎は前方に緩やかなカーブを描きます。

しかし、筋肉が硬く緊張していると、それに伴って頸椎はまっすぐになってしまいます。

 

肩こりが治れば、ストレートネックも元に戻るはずです。(肩こりが治った人の頚椎レントゲンを撮る機会がないので、確認したことはありませんがwww)

肩こりの治療はトリガーポイント注射がとても有効です。

コリコリ性腰痛

2022.05.19 カテゴリー|トリガーポイント入門, トリガーポイント注射

腰痛のほとんどは大腰筋や中殿筋に出来たトリガーポイントが原因です。

なので、腰痛の患者さんに痛む場所を聞けば、たいていすぐにトリガーポイントを見つけることが出来ます。

しかし、まれにですが仙腸関節部に横に走る索状のコリコリが痛みの原因の患者さんがいます。

(下図の赤線)

こんな所にこんな方向に走る筋肉はないので、私の中で「(謎の)コリコリ性腰痛」とよんでいました。

エコーやMRIで調べてみようかと思いましたが、トリガーポイント注射すれば治るので、患者さんによけいな負担をさせるのもどうかと思い検査してませんでした。

 

昨日の夜、私の右腰が痛くなりました。

ゴルフのやり過ぎが原因だと思います。

どこが痛いのか自分で触診してみたら、私にも謎のコリコリがあることを発見しました。

これはチャンスと、今朝自分でエコーを当ててみました。

矢印で指している部分がコリコリです。

筋繊維のように見えます。

腰背筋膜の下で仙棘筋(腸肋筋+最長筋)の上に仙棘筋と直交する方向に走る筋肉のようです。

でもね、解剖の教科書をいくら見てもこんな筋肉書いてないんだよね。

何十人に1人しかないような珍しい骨や筋肉がある人がいるます。そういう筋肉や骨を破格とよびます。代表的なものは外脛骨です。この筋肉も破格の一種なのかもしれません。

「(謎の)コリコリ性腰痛」ではなくて「珍しい筋肉に出来たトリガーポイント性腰痛」かもしれません。

でもはっきりとはわからないから「コリコリ性腰痛」のままでいいや。

 

ちなみに、エコーは自分で出来ましたが、トリガーポイント注射は自分では打てないところだったので、奧さん(看護師)に打ってもらいました。おかげでほとんど治りました。

慢性痛はちょっとしたきっかけで良くなることがあるよ

2021.12.13 カテゴリー|トリガーポイント注射

60代の女性

1年くらい前から、腰から臀部からふくらはぎにかけての痛みにたいして週1回トリガーポイント注射を行っていた患者さんのお話です。

痛みがなかなか取れないためいつも暗い表情で診察室に入ってきていました。

ところが先月中旬くらいから急に注射に通わなくなりました。

 

先日、半月ぶりに受診されました。

「久しぶりですね。」と声をかけたら、

「急に痛みが楽になったから様子をみていた。」と別人のような晴れやかな表情で答えてくれました。

肌つやも良くなって、10歳くらい若返ったように見えました。

「何か良くなるきっかけがありましたか?」と聞いたら、

「特にありませんが、しいて言うなら、息子が九州から帰ってくることが決まったことかしら。」と嬉しそうに答えてくれました。

「きっとそれがきっかけですね。俺がどんなに頑張っても息子さんにはかなわないね。」

「でも私、息子が近くにいなくてさみしいとか感じてなかったんですけどね。」

「深層心理の奥の方にある感情は自分でもわからないですからね。何がきっかけでも良くなればいいんです。よかった。よかった。」

 

アメリカのジョン・サーノ博士は「抑圧され深層心理に押し込められた怒りが腰痛の原因だ。」と著書に書いています。 参考「サーノ博士のヒーリングバックペイン」

「抑圧された怒り」といわれてもピンとこないと思いますが、要するに慢性痛は心因性のストレスと密接に関係していると言うことです。

逆に言えば、慢性痛はちょっとしたきっかけで心因性のストレスがなくなり良くなることがあるということです。

あきらめず前を向いて治療を続けましょう。

呆けたら痛みも忘れちゃう

2021.12.13 カテゴリー|トリガーポイント注射

先日、患者さんに聞いた話

「うちのばあちゃんは、あんなに膝や腰を痛がっていたのに、呆けちゃったら全然痛がらなくなった。呆けたら痛みも忘れちゃうんだよ。」

 

それを聞いて、そういえばひどい認知症の患者さんにトリガーポイント注射を打ったことが一度もないことに気がつきました。

認知症の患者さんの痛みを診ることはありますが、骨折だったり関節炎だったりの急性痛だけです。

 

認知症になったからといって痛みが消えたわけではないはずです。

痛みはあるのですが、すぐに忘れちゃうので、痛みでくよくよ悩むことがないのです。

 

慢性痛は痛みの悪循環が原因です。

痛みがあると不安になる。

不安になると神経が過敏になる。

神経が過敏になると痛みがよけいに強く感じる。

痛みがよけいに強くなるとさらに不安になる。

永遠に繰り返し

 

「認知症の患者さんのように痛みをすぐに忘れなさい」といわれても難しいことはわかっています。

ただ必要以上に不安にならないでください。

慢性痛のほとんどは筋肉に出来たトリガーポイントが原因です。

トリガーポイント注射でほとんどの人が良くなります。

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