2013.8.23 カテゴリー|湿潤療法
今月に入ってから、犬にかまれた患者さんが急増しています。
この猛暑で犬がイライラしているようです。
犬は暑さが苦手です。
極寒の北極に住む犬はいても、猛暑のジャングルに住む犬はいません。
犬は人間のように汗をかかないので、舌を出してハアハアして体を冷やすしかありません。
犬たちは、この猛暑で、人間以上にイライラしているようです。
不用意に近づかないほうがいいでしょう。
犬などの動物に咬まれた創は、歯についているばい菌が奥まで入り込んでしまっているため、そのまま縫合してしまうと、必ず化膿してしまいます。
創の奥に、血液や体液が溜まるとそこでばい菌が繁殖し化膿を起こすため、血液や体液が溜まらないようにドレーンを入れます。
その上で湿潤療法をすれば、時間はかかってもきれいに治ります。
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