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コレステロールは下げる必要ない

2015.2.16 カテゴリー|医療に関する迷信

 ちょっと前の夏井先生のサイトにこんな文章が載っていました。


 コレステロールは細胞膜を構成する脂質の一つ。だから高血糖などで炎症が起きて放出されたスーパーオキサイドで血管が損傷を受けると、血管の細胞膜が壊れてコレステロールが血中に遊離する。遊離したコレステロールは壊れた血管壁に付着して傷を防ごうとする。つまり、血管の修復薬がコレステロール。

 

 そういう状態で血中コレステロールを測定すると「高コレステロール血症」となるし、血管壁にはコレステロールが蓄積している。つまり、血管損傷が「原因」、高コレステロール血症・コレステロールの血管内蓄積はその「結果」。

 火事の現場(=血管損傷)に常に消防士(=コレステロール)がいたからといって、消防士が火事の原因ではない。そこのところを間違えては困る。

http://www.wound-treatment.jp/new.htm#0214-06:00-2


 私もこの先生の意見に大賛成です。

 

 コレステロールを下げる薬を飲むと慢性の筋肉痛になる確率が3倍に増えるといわれています。この原因も薬のせいで筋肉損傷の修復に必要なコレステロールが不足してしまうからではないでしょうか。

 

 世間一般に信じられているコレステロールが血管損傷の原因だという仮説が、「原因」と「結果」をはき違えた間違った仮説であるということです。

 

 薬を飲んでまでコレステロールを下げる必要ないのです。コレステロールを下げる薬の国内の市場規模は5,000億円とも言われています。コレステロールを下げる必要がないとなれば、これだけの医療費が削減できます。

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