2016.5.20 カテゴリー|トリガーポイント注射
70代の男性です。
右肩の痛みと、右手のしびれを訴えて当院を受診しました。
右肩痛は三角筋の筋筋膜性疼痛症候群(MPS)、右手のしびれは手根管症候群と診断しました。
MPSに対してはトリガーポイント注射、手根管症候群に対しては正中神経ブロックが有効です。
健康保険の決まりで、神経ブロックは1日1種類しか請求できないので、とりあえず右肩にトリガーポイント注射をして、正中神経ブロックは翌日に行うことにしました。
ところが、翌日話を聞いたら、右肩に注射しただけで右手のしびれも良くなったというのです。
ビックリポンです。
すぐにMPSやトリガーポイントについて書かれている本を調べてみましたが、三角筋のトリガーポイントが右手のしびれの原因になると書かれいるものはありませんでした。
トリガーポイントについてはまだまだわからないことがたくさんあるんですね。