2017.3.14 カテゴリー|トリガーポイント注射
60代の茨城県南地区にお住まいの男性です。
1月にゴルフをたくさんした後から、右殿部から右大腿前面にかけて強い痛みが出ました。
近所の整形外科を受診したら、腰からきている神経痛だと診断され、痛み止めを処方され、毎日のように牽引治療に通いました。
しかし、痛みはだんだんひどくなり、あぐらもかけず、自分で靴下をはくことも出来なくなり、夜も痛みで眠れないようになりました。
家族の紹介で今月初めに当院を受診しました。
下図のごとく、大腿前面(たぶん縫工筋)と殿部(たぶん中殿筋)にトリガーポイントを認めました。
トリガーポイント注射1回で、あぐらもかけるようになり、靴下もはけるようになり、夜も眠れるようになりました。
ゴルフのやり過ぎによる、筋肉痛でした。
「ゴルフをたくさんやった後に、太ももやおしりが痛くなった」って聞いたら、
普通の人は「それは筋肉痛だろう」って答えるのではないでしょうか。
ところが、整形外科医だけは違います。
殿部や太ももの痛みは、腰からきている神経痛と診断してしまいます。
「殿部や下肢の痛み=腰からきている神経痛」と教え込まれていて、そこで思考停止しているからです。
おしりや太ももの筋肉が痛いのに、腰引っ張ったって効くわけないよね。