2017.6.02 カテゴリー|トリガーポイント注射
トリガーポイント注射でうまく治った人ばかりブログで紹介していますが、もちろんうまく治せなかった人も少なからずいます。
トリガーポイント注射があまり効かない人の特徴のひとつが、トリガーポイントが見つからない、あるいは見つけてもトリガーポイントを押したときのリアクションが薄いというものがあります。
もちろん私の手技が未熟で、トリガーポイントが見つけられないという可能性もありますが、あちこち触診しても「うん」でも「すん」でもない人は稀にいます。そういう人に、「自分で押して痛いところを見つけてきて印をつけてください。」とお願いしても印をつけてきてくれることはまずありません。
そういう人は、やはり元々トリガーポイントがないのだろうと思います。
トリガーポイントがない人にはトリガーポイント注射は効きません。当たり前ですね。
トリガーポイントのない慢性痛の患者さんは心因性疼痛の可能性が高いです。
心因性疼痛を疑われる患者さんには、共通点があって、本人よりも治療に積極的な家族がいることがほとんどです。
つまり共依存が成立していることが多いのです。
共依存は治療が難しいことは、以前にブログに書きました。
トリガーポイント注射がすべての患者に効くわけではない。と言うことだけはご理解ください。
難治性疼痛患者と共依存