2017.6.26 カテゴリー|その他
昨日の日曜日、100人を超える患者さんが来院されました。
患者さんがたくさん来てくれることはうれしいことなのですが、当院の医師は私1人なので、私1人で対応できる限界を完全に超えています。
当院には、他の整形外科医院と違い「リハビリ(温熱療法)だけ」という患者さんはほとんどいません。
100人の患者さんが来れば基本的に100人全員、私自身が診察をします。
よく病院の診療を揶揄する言葉として3分診療というのがあります。
1人の患者さんを3分で診るとすると、100人診るには300分かかります。
新患は再来の患者さんの倍以上の時間がかかります。
昨日は新患が26人きたのでさらに3×26=78分かかります。
合計で376分、時間にすると6時間16分です。
7時45分に診療を開始した場合、14時1分に診療が終わる計算になります。
私は他の医師に比べて診療が早いので実際は12時30分に診察が終わりました。
新患も含めて全員3分以内で診察を終えている計算になります。
短い時間で診察と診断と治療を行って、かつ患者さんを満足させるには、ものすごい集中力がいります。
大人の集中力の持続時間は45~50分と言われています。
本来なら50分おきに10分程度の休憩を入れるべきなのですが、待合室の椅子に座りきれないほどの患者さんが待っている状況では、とても休憩など取れません。
途中からは脳みそがオーバーヒートして爆発しそうでした。
精神的にもだんだんイライラしてくるので、患者さんに優しくすることがきつくなってきます。
このような状況が続くと、私自身が過労死してしまうかもしれません。
そんなわけで、昨日は新患の受付を10時半頃で終了させていただきました。
これをしなかったら、さらに10人以上の患者さんを診ることになったので、昨日の時点で過労死していたかもしれません。
日曜日のが外来は、日曜日しか通院できない人、土曜日に怪我をしたり急に具合が悪くなったりして月曜日まで待てない緊急性が高い人が対象です。
平日でも通える人は、日曜日に受診しないでください。
経過が長い新患の患者さんも日曜日に受診しないでください。
ゆっくり話を聞く時間的余裕も精神的余裕もないからです。
このまま患者さんが無制限に増えてしまった場合、過労死しないために日曜外来を止めざるを得ません。
ご協力をよろしくお願いします。