2018.2.15 カテゴリー|その他の治療について
数年前から時々腰痛でトリガーポイント注射を受けていた50代の女性
患者さんの希望で骨密度を測ったら軽い骨粗鬆症を認めました。
私「まだ年齢も若いので薬は飲まないで食事や運動で様子をみましょう。」
患者さん「でも、私、カルシウムのサプリメントも飲んでるし、牛乳もたくさん飲んでます。」
「カルシウムのサプリリメントも牛乳も骨粗鬆症には全然効きませんよ。」
「骨粗鬆症は、カルシウム不足が原因ではなく、加齢によりカルシウムを骨に変える働きが弱くなることが原因なので、たくさんカルシウムをとっても骨は強くなりません。」
「カルシウムのサプリを飲むことで、脳梗塞や心筋梗塞、認知症のリスクが上がるという報告もあります。」
「では、何を食べればいいんですか?」
「肉です。骨はタンパク質の柱にカルシウムがくっついてできています。鉄筋コンクリートで言えば、タンパク質が鉄筋でカルシウムがコンクリートです。タンパク質の柱がなければ、カルシウムをとっても骨にはなりません。だから動物性のタンパク質を食べてください。」
「私、肉が嫌いなんです。」
「じゃあ、卵やチーズをたくさん食べてください。」
ここで、話のテーマが変わるので次のブログに続きます。
ちなみに、忙しいときはこんなに丁寧に説明しませんよ。
平日の空いている時間だったし、常連さんで気心が知れているから日常会話的に説明をしただけです。