2018.10.17 カテゴリー|その他の治療について
3年前に、左殿部から下肢の痛みとしびれで当院を受診した患者さんです。
痛みに添って皮膚炎を認めたので帯状疱疹と診断し、抗ウイルス薬を処方しました。
1週間後に再診した際、皮膚炎は治っていましたが、痛みとしびれが改善してなかったため、念のため腰椎のレントゲンを撮りました。
腰椎レントゲンでは軽い老化現象を認めるだけだったので、帯状疱疹後神経痛と診断してリリカを処方しました。
それからずっと来院しませんでした。
先日、右股関節が痛くなったと当院を受診しました。
股関節のレントゲンで異常がなかったので、股関節の筋の痛みだと説明したら、
「3年くらい前に、同じように痛くなって先生にレントゲンを撮ってもらって脊柱管狭窄症って言われて薬をもらった。」って言われました。
・・・・・・・・・。
いや、そんなこと絶対に言ってないんだよね。俺は腰の骨に変形があったら何でも腰部脊柱管狭窄症って診断しちゃうそこらの藪医者とは違うからさぁ。
どっかで自分で理解しやすいように脳内変換しちゃったんだろうな。
こういうことはよくあることで、そりゃあ、医者だってよくわかってないことを患者さんが理解するは大変ですよ。