2013.2.04 カテゴリー|骨折・捻挫の治療
57歳男性
ソフトボール中にボールをぶつけて受傷しました。痛みと腫れが引かないため、3日後に当院を受診しました。
受診時のレントゲンで、上の写真のように、親指の末節骨がバラバラに折れてしまっています。
幸い、爪が剥がれていなかったので、手術はせず保存的に治療しました。
患部をぶつけないために、特殊なプラスチック(プライトン)を用いて指先を覆いました。
(プライトンは60度以上のお湯で温めると柔らかくなり、それ以下に冷すと硬くなる特性があります。)
大分くっつきました。痛みがなくなったのでプライトンを外しました。
3か月後のレントゲンです。
ちゃんとくっつきました。
末節骨骨折は爪が割れたり剥がれたりしていなければ、爪がギプスの代わりになるので、手術をしなくてもちゃんとくっつきます。