2017.2.06 カテゴリー|加圧トレーニング
サルコペニアとは、加齢や疾患により、筋肉量が減少することで、握力や下肢筋・体幹筋など全身の「筋力低下が起こること」を指します。または、歩くスピードが遅くなる、杖や手すりが必要になるなど、「身体機能の低下が起こること」を指します。
先日、加圧トレーニングの講習会に出てきました。
まず、加圧トレーニングの開発者である佐藤義昭先生の講義でした。
ボルトの記録を破るのではないかと期待されている陸上競技選手や、膝の手術明けなのに4大大会で復活優勝したテニス選手が加圧トレーニングを取り入れているというお話を聞かせていただきました。
「これから加圧トレーニングはすごいことになりますよ」とおっしゃっていました。
そのあと、加圧スペシャルインストラクターの清水先生のお話でした。
私、一応医師だし、加圧トレーニングの講習会も何度も出ているので、ほとんど知っている話でしたが、ひとつだけ面白いことをおっしゃっていました。
「テレビでサルコペニアの予防として、大学の偉い先生が高齢者向けの運動を指導していますが、あんな簡単な運動で筋肉がつくはずがない。」
「その通りだ。さすが日々、筋肉と向き合っているインストラクターはわかっている」と思いました。
日頃から、自分自身で筋トレをしていて、クライアントにも指導をしているインストラクターの先生は筋肉をつけることが簡単ではないことをよくご存じです。
筋肉を強化するには、筋肉が壊れるくらいの強い負荷をかけなければいけません。
テレビで教えているような誰でも出来る簡単な運動やウォーキングでは筋肉かかる負荷が小さすぎて筋力が強くなりません。
しかし、高齢者に筋肉が壊れるほどの強い負荷をかけると、関節や腱を痛めてしまい、かえって動けなくなってしまいます。
だからこそ加圧トレーニングなのです。
加圧トレーニングなら軽い負荷の運動で、強い負荷をかけた運動と同等以上の筋力強化効果を得ることが出来ます。
サルコペニアの予防には加圧トレーニングしかないと言ってもいいくらいです。