2018.3.08 カテゴリー|トリガーポイント入門
前回のブログで、痛みを我慢してから痛み止めを使っても、痛みが閾値より下にならないから痛みが取れないことを説明しました。
この痛みが取れない状態が長く続くと、だんだんと閾値が低くなっていきます。
その結果、普段は痛みを感じないような刺激でも痛みと感じるようになります。
この状態が慢性痛です。
慢性痛を治すにはどうしたらいいでしょう。
トリガーポイント注射などで一時的にでも痛みを消すことで、閾値が徐々に正常に戻っていきます。
また、慢性疼痛治療薬サインバルタには、下行抑制系の働きを改善することで閾値を正常に戻す作用があります。
痛みを我慢していると慢性痛になります。
慢性痛はなかなか治りません。
そうならないためには、痛みが出たらすぐに痛み止めを飲むことです。
それでも良くならなければトリガーポイント注射を受けましょう。