2018.10.15 カテゴリー|糖質制限
先日、夏井先生のウェブサイトに以下のようなメールが紹介されました。
http://www.wound-treatment.jp/new.htm#1012-2
職場での休憩時間に、パート職員に、「糖質は毒だ」と、日ごろ言い聞かせているのですが、誰も賛同せず糖質中毒から抜け出す気は一切なしです。
皆さんはこれを読んでどう思ったでしょう。
私はちょっと腹が立ったので、夏井先生にメールを送りました。
http://www.wound-treatment.jp/new.htm#1013-3
金儲けのために、あえて患者の不利益になる治療を選択しているとしたら、それは犯罪であり、悪魔の所行です。とりあえず私の知っている範囲ではそんな医者はいません。
2018.10.10 カテゴリー|その他
当院にはスポーツ障害の子供もたくさんきます。
スポーツ障害にもトリガーポイント注射がよく効きます。
なので小学校高学年以上の子供には一応、
「注射した方が早く良くなるけどどうする?」と聞いています。
試合が近いとか、練習を休みたくないなどの理由で注射を受けていく子供もたまにいます。
たいていの子供は、「注射は絶対ヤダ」とか「いいです。いいです。」とすぐに断ってきますが、中にはモジモジしてうまく断れない子供もいます。
そんなときはこう声をかけます。
「イヤならイヤってちゃんと断れないとダメだよ。そんなんだと、そのうち悪い先輩から覚醒剤とか売りつけられちゃうぞ。」
先頃、女優の三田佳子さんの馬鹿息子が覚醒剤でまた逮捕されました。
4回目だそうです。
テレビでは三田さんがたくさんおこづかいをあげて甘やかしていたことが原因のように報道されていますが、それはちょっと違います。
覚醒剤は1度やったら2度とやめられない危険な薬物なのです。
1度やったら、意志が強かろうが弱かろうがやめられないのです。
だから最初に誘われたときに絶対に断らなければいけないのです。
病院の注射くらいでモジモジしていてはダメです。
「イヤなものはイヤ」「ダメなものはダメ」ときちんと意思表示できるようにならなきゃダメだよ。
2018.10.02 カテゴリー|その他
人生には大きな転機があるもので、そのときには気がつかなくても、後からあのときがそうだったんじゃないかと思ったりします。
私の場合は中学3年生の三者面談の後の母から言われた言葉でした。
ちょっと自慢話っぽくなりますが、おつきあいください。
私は、小さいときから勉強は出来る方でしたが、学年で1番とかクラスで1番とかではありませんでした。
運動神経も極めて鈍く、たれ目で下ぶくれでイケメンからほど遠く、いろいろコンプレックスを抱えていて、自分に自信が持てませんでした。
コツコツ勉強することも苦手だったため、中学3年生になり、みんなが真面目に受験勉強を始めると、みるみる成績が落ちていきました。
そんなときの三者面談で、担任の先生から
「今の成績では土浦一高は無理だから、志望校を石岡一高に変えたほうがいいだろう。」と言われました。
そのときは黙って話を聞いていた母が、帰り道で急に悔しがりだして、
「あんなこと言われて、お母ちゃんはものすごく悔しくて涙が出そうだった。やすひろは悔しくないのか。ちゃんと勉強して先生を見返してやれ」と言いました。
母がこんなに悔しがっているので、とことん勉強して先生を見返すことにしました。
1ヶ月後の新教研テストにむけて、平日は8時間、休日は16時間くらい集中して勉強しました。
そして迎えたテストで、500点満点で490点くらいとって、ぶっちぎりで学年1位、茨城県で13位になりました。
あまりの成績アップに、みんなビックリ、先生もビックリ、友達もビックリ、そして何より自分がビックリしました。
そして、自分がテスト勉強がものすごく得意なこと、1ヶ月くらいならものすごく集中できることを知り、自分に自信が持てるようになりました。
自分に自信が持てたので、医師を目指すことを決めて作文に書きみんなの前で読み上げました。
そして、医学部の大学受験も、医師国家試験も1ヶ月くらいの集中勉強で突破しました。
あのとき、自分以上に悔しがってくれて私のやる気スイッチを押してくれた母に心から感謝しています。
2018.10.01 カテゴリー|トリガーポイント注射
坐骨神経痛を病名だと思っている人がいますが、病名ではありません。
坐骨神経痛とは坐骨神経が走っているあたり、おしりから太ももやふくらはぎにかけての痛みのことです。
つまり、坐骨神経痛は頭痛や腹痛などと同じ症状であり病名ではありません。
坐骨神経痛の原因は、おしりや太ももやふくらはぎに出来たトリガーポイントです。
神経痛ではなくて筋肉痛なのです。
紛らわしいので、私は坐骨神経痛という言葉を使いません。
患者さんが坐骨神経痛と言ったときはこう言います。
「坐骨神経痛なんて病気はないよ。坐骨神経が走っているあたりの筋肉の痛みだよ。痛くなっている筋肉に注射をすれば治るよ。」