2019.11.11 カテゴリー|その他の治療について
60代の女性
半年前から左肩から腕にかけての痛みが出現しました。
近くの整形外科を受診して、首と肩のMRIを撮り、頚椎に軽いヘルニアがあると診断され、首の牽引と電気治療を受けていましたが、ちっとも良くならず、痛みで夜も眠れなくなりました。主治医にそのことを相談すると「頚椎の影響って言ったでしょ」と言われロキソニンが処方されただけで、何もしてもらえず、困ってしまってメールで相談後、車で2時間かけて当院を受診しました。
ちなみに、メールの相談に対する返事はこんな感じです。
2019.11.08 カテゴリー|その他
小学校1年生の男の子
右足首が時々痛くなるので受診しました。
お母さん「学校の検診で『右あしブロック』と言われているので心配なんです。」
「右足ブロック?????」
聞いたことありません。私がボーっと生きている間に、新しい病態が発見されたのでしょうか?私も学校医をやっているで知らないでは済まされません。ちょっと焦りました。
「右足ブロックって、聞いたことないんだけど、膝とか足首が引っかかって動かなくなるの?」
「そういうことはありません。私もよくわからないんです。」
仕方ないのでグーグル先生に教えてもらうことにしました。
一番上に出てきたのは、「心電図」の文字、そして「右脚(うきゃく)ブロック」・・・
「それって、もしかして心電図の話げ?」
「そうです」
「それは右脚ブロックといって心電図の波の異常で、右足首の痛みとは全然関係ないよ」
ホッとしました。
ちなみに、右足首の痛みは成長痛でした。
1歳下に弟がいるそうなので、「さみしいとか悲しいとか感じたときに、足の筋肉がつって痛くなるんです。痛みを訴えたら、抱きしめてなでなでしてあげてください。」と説明しました。
2019.11.07 カテゴリー|トリガーポイント注射
70代後半の女性
2ヶ月前から右膝痛が出現しました。近所の病院を受診してレントゲンを撮り軟骨が減っていると言われ、痛み止め内服薬と湿布が処方されました。3週間、薬を飲んでも治らなかったのでMRIを撮ることになり、その結果「手術をしないと治らない。」と医師から言われ怖くなって、知人のKさんの紹介で当院に逃げてきました。
診察の結果、右膝の内側にトリガーポイントを認めました。筋肉ではなく腱の痛みだっったので、ケナコルト注射を行いました。
1週間後に再診した際に患者さんはこう言いました。
「おかげですっかり良くなった。こんなにすぐに治しちゃったら患者さんいなくなっちゃうんじゃないの。」
私はこう答えました。
「よくなった患者さんが別の患者さんを連れてきてくれるから、大丈夫。」
「そうだと思って、今日は私も2人連れてきた。」
「それは、どうもありがとう。」
この患者さんを紹介してくれたKさんはすばらしい人格者で、Kさんの紹介で受診してくれる患者さんも皆さんいい方ばかりです。
いい人はいい人を紹介してくれるので、客層がどんどん良くなります。
逆に、職員に暴言を吐くような馬鹿をのさばらせていると、馬鹿が馬鹿仲間を連れてくるので客層がどんどん悪くなります。
なので職員に暴言を吐くような奴は治してやりません。
しかし、痛み止め飲み薬が効かなかっただけで手術を勧めるってどうよ。
トリガーポイント注射やヒアルロン酸の注射、サインバルタ内服など手術以外の方法を試しからでも遅くないはずです。
まあ手術の方がお金になるからね。でもそれで患者が逃げちゃったら意味ないよね。