HOME > 院長BLOG > コロナ差別をやめよう

院長BLOG

コロナ差別をやめよう

2020.8.07 カテゴリー|新型コロナ

 先日あった人が、さも自分だけが知っているかのように、自慢げに○○市で新型コロナウイルスに感染した方の情報を頼みもしないのに教えてくれました。

 「その患者さんは、○○市で△△って会社に勤めていて、実は××市の実家に帰ったときに感染して、その人のお母さんが神奈川の妹の家に遊びに行ったときに感染していたんでうつされたんですよ。」

 私もいい大人なので最初は大人しく聞いていましたが、だんだんイライラしてきまして。

 「それどうでも良くないですか?その患者さんはわざと感染したんですか?何か悪いことをしたんですか?気の毒な患者さんをまるで悪者のように噂するのはコロナ差別じゃないですか?まるで魔女狩りじゃないない。最悪ですよ。」

 って言っちゃった。

 

 茨城県では2ヶ月以上にわたって新型コロナウイルスによる死亡者は出ていません。誰も死なないただの風邪に何をそんなにびびっているのか、私にまるで理解できません。実態はたいしたことないものを必要以上に恐れてパニックになる。人間の本質は魔女狩りをしていた頃と全く変わっていません。そりゃ、黒人差別が無くならないわけです。

 私は新型コロナウイルス自体は全然怖くないですが、感染した後の魔女狩り(コロナ差別)が怖いです。死ぬほど怖いです。あなたが悪気もなくしている噂話は、コロナ差別につながります。なんの罪もない患者さんを傷つけ、社会的に追い詰めてしまいます。

 コロナ差別をやめましょう。

最近の記事

カテゴリー

月別アーカイブ