2020.10.12 カテゴリー|新型コロナ
ツイッターを眺めていたらこんなツイートが流れてきました。
このような新型コロナウイルスの後遺症を強調して恐怖をあおるツイートが2万もリツイートされ、3.6万もいいねがついています。
年齢も性別も既往症も喫煙歴もわからないたった1症例に、みんなびびっているのです。
もっとつっこめば、この人がツイートしているだけでこの患者さんが実在するかどうかさえわからないのに、みんな簡単に信じちゃって馬鹿みたい。
皮肉を込めて以下のように返信しました。
酸素吸入が必要になる病気の代表が慢性閉塞性肺疾患(COPD)です。タバコ煙を主とする有害物質を長期に吸入曝露することで生じた肺の炎症性疾患であり、喫煙習慣を背景に中高年に発症する生活習慣病といえます。
40歳以上の人口の8.6%、約530万人の患者が存在すると推定されていますが、大多数が未診断、未治療の状態であると考えられます。全体では死亡原因の9位、男性では7位を占めています。
細かく言うと、気管支が細くなり肺胞が壊れて肺気腫になることが呼吸困難の原因なので、肺の線維化により酸素吸入器うんぬんのくだりは正確ではありませんが、皮肉を込めて元ツイートをそのままコピペしました。
私のツイートの意図を理解してくれた人が返事をくれました。
そういうことです。タバコの方が何万倍も呼吸障害のリスクが高いのにコロナだけを特別に怖がっているのがおかしいよと、馬鹿じゃねぇのと思うのです。