2014.8.18 カテゴリー|糖質制限
今回はこの記事の紹介
http://www.news-postseven.com/archives/20140816_270623.html
以下抜粋
たとえば、糖質制限ダイエットでもやり玉に挙げられている白米。同書でも「白米を大食する村は短命」と結論づけられている。
近藤博士が訪ねた秋田県の米どころでは、塩辛いおかずで白米ばかり大量に食べるため40の声を聞くと男たちは脳卒中に「あたる」のをビクビクして暮らしている。「60まで生きるのが目標」だと村人が話すほどの短命ぶりだ。
だが同じ秋田県でも、男鹿半島にある戸賀村(現・男鹿市)では海藻を常食する習慣があるため、隣村と比べても脳卒中が非常に少ない。「少しずつでいいから毎日常食することが重要」と近藤博士は説いている。
海藻のほか、博士が重要だというのは緑黄色野菜と大豆だ。米どころで白米ばかり食べたり、海沿いで魚ばかり食べてもダメ。果物が豊富なところで「野菜がわりに」と果物ばかり食べているところも、短命になる傾向があるとしている。
42年も前に白米食の危険性を訴えていた博士がいたんですね。当時は、現在のように流通が発達していなかったので、村によって食べるものが大きく異なっていたので、このような研究が可能だったのでしょう。いつでもどこでも何でもすぐに手に入る現在では同じような研究は難しいでしょうね。
あっ、でも、現在でもうどん大好き香川県民は、糖尿病患者の数が多くて有名ですね。
2014.7.24 カテゴリー|糖質制限
昨日は、午前中外来をして、午後は南筑波ゴルフ場でラウンドしてきました。南筑波ゴルフ場は手引きカートでのラウンドなので、約10kmは歩きました。昨日はめちゃめちゃ暑かっためか、いつもより空いていたので、ほとんど休む時間もなく約3時間で一気にスループレーしてきました。
ラウンド前に、私が食べたものは、朝に目玉焼き1個、昼はつくね焼き1本とブラックコーヒーだけでした。それでも疲れないし、おなかも減りませんでした。
スポーツをしていると「ハンガーノック」という現象が起きます。スポーツでエネルギーを使い切って血糖値が下がりふらふらになってしまうことです。なので、マラソンランナーなどは走っているときに定期的にバナナなどで糖質を摂取して血糖値の低下を予防します。
しかし、糖質制限をしていて最初から糖質をとらないと、運動をしてもハンガーノックにならないようです。糖質をとらないため、筋肉が脂肪の代謝物であるケトン体を優先的にエネルギー源とするからだと思います。
実際、昨日ラウンドしたあとに体重が1.2kg減少していました。暑かったので軽い脱水もあると思いますが、効率的に体脂肪を燃焼させた結果だと思います。
体脂肪を燃やしたければ、ヘルシアなんか飲まないで、糖質制限をしてから運動することです。
ちなみに昨日の成績は、50-47-97でした。親友の大和田君と一緒にゴルフを始めようと決めて、ゴルフセットを買ったのがちょうど1年前です。1年以内に100を切れたので、自分としては上出来だと思います。
2014.7.01 カテゴリー|糖質制限
60代の男性
3年前に事故で頸髄損傷になり、四肢に不全麻痺が残りました。1年間リハビリを続けたあと、当院の近くのサービス付き高齢者専用住宅に入所しました。入所後は当院でしびれや便秘に対する投薬をおこなっています。
初めて会ったときは、少しやせ気味だったのですが、入所後、ぶくぶくと太っていき、2年後の現在は体重は倍以上になってしまい、車いすにお尻が嵌ってしまうほどです。
まひのため、自分で買い物に行ったりすることはできないので、施設で出された食事だけ食べているのに、こんなにも太ってしまったのです。
きっと糖質ばっかり食わされてんだろうなぁと思います。
おかず減らして、主食を増やせばコストも手間も省けるからね。でもあんなに太らせたら一人じゃ介護できないから、かえってコストがかかっちゃうんじゃないかとも思うけどね。
2014.6.12 カテゴリー|糖質制限
映画評論家の町山智浩さんが、アメリカの映画「Fed Up」の紹介をしています。
http://miyearnzzlabo.com/archives/18855
これを読むと、なぜアメリカの田舎には、あり得ないほどのデブがたくさんいる理由がわかります。
貧乏なため、安くてすぐにおなかが膨れるピザやパスタやパンやポテトチップやシリアルなど糖質ばかりを食べているそうです。そのため太っているのに栄養失調なんだそうです。
ちょっと長いですが、最後まで読んでみてください。衝撃的な事実がたくさん書かれています。
なんだかんだ言って、日本の行政は他国に比べればかなり良心的でまともなんだなぁと思いました。
2014.5.20 カテゴリー|糖質制限
私が大学で臨床実習を受けた糖尿病専門の教授はよく「糖尿病の患者は嘘つきだ」と学生に対して言っていました。
「糖尿病が治らないのは患者が食事療法をきちんと守らないからだ。それなのに守っていると嘘をつく。」
で、私もずっとそのように思っていました。整形外科なので、今まで何度も糖尿病患者さんの足の切断をしてきました。そのたびに、「この人は医師の指示を守れない嘘つきなので、足が無くなっても自業自得だ」と思っていました。
でも、糖質制限と出会って、この考えが間違いであることを知りました。つらい食事療法を守っても、そもそも食事療法が間違っていたのだから、治るはずがなかったのです。足を切断された患者さんは、嘘つきでも自業自得でもなく、間違った治療の犠牲者だったのです。
現在も間違った食事療法のせいで、足の切断や人工透析になってしまう患者さんがたくさんいます。糖質制限は20年後の安全性が確立されていないと言われますが、現在の食事療法の20年後は安全どころか、足の切断、失明、人工透析などの危険性が極めて高いことが臨床データーとして確立されていると思います。糖尿病の患者さんが自ら調べ考えて、自ら糖質制限を選択されることを願います。