HOME > 院長BLOG > タバコの害について

院長BLOG

志村けんが死んじゃった。タバコのせいで死んじゃった。

2020.3.30 カテゴリー|タバコの害について

 志村けんさんが新型コロナウイルス感染症でお亡くなりになりました。

 小さい頃から、ドリフも見ていたし、バカ殿も見ていたし、変なおじさんも見てました。

 当時、「志村けんを見てると馬鹿になる」と言われたりしていましたが、おかげさまで国家試験一発合格で医師になれました。

 

 志村さんはヘビースモーカーで1日100本もタバコを吸っていたそうです。

 4年前に禁煙したそうですが、それでは1日100本のタバコによる肺のダメージを消すには時間が足りなかったようです。

 タバコによる肺のダメージが消えるには20年かかると言われています。

 

 以前のブログにも書きましたが、新型コロナウイルスに感染した場合、喫煙歴がある人はない人の14倍も重症化するリスクが高いと言われています。

 志村さんはまだ70歳です。タバコを吸っていなければ死なないで済んだ可能性がとても高いと思います。

 また1人、素晴らしい才能がタバコに殺されてしましました。

 残念でなりません。

新型コロナウイルスで死にたくなければ、まず禁煙しましょう

2020.3.16 カテゴリー|タバコの害について

以下の記事をお読みください。

指摘され始めた「喫煙」と「新型コロナ感染症」の関係

https://news.yahoo.co.jp/byline/ishidamasahiko/20200309-00166777/

 中国の「Chinese Medical Journal」という医学雑誌に2020年2月28日に投稿された論文(※5)によれば、2019年12月30日から2020年1月15日まで武漢の3つの病院に入院した新型コロナ感染症による肺炎患者78人の症状を死亡を含む悪化と改善・安定で比較したところ、喫煙歴のある患者は約14倍(OR)も高く悪化したという。
 
 また、権威のある医学雑誌『THE LANCET』の「Oncology」に掲載された中国における新型コロナ感染症とがん患者の関係についての論文(※6)に対する3月3日の投稿(※7)では、喫煙は新型コロナウイルスが侵入する受容体(ACE2)の発現を著しく増加させ、同時にいわゆる「タバコ肺」と呼ばれるCOPD(慢性閉塞性肺疾患)が新型コロナ感染症を重篤化させる独立した因子だと指摘している。
 
 つまり、喫煙者は新型コロナウイルスに感染しやすくなり、喫煙によって痛めつけられた肺は新型コロナ感染症でさらにダメージを受け、治りにくくなるということだ。

 

 「喫煙歴がある患者は14倍も高く悪化した」と書いてあります。

 衝撃的なデータです。

 タバコといえば怖いのは癌ですが、喫煙者が癌になる確率は非喫煙者の1.6倍です。

 それに対して新型コロナウイルスで重症化する人は14倍です。

 重症化している人はほぼみんな喫煙者なんじゃねぇのという勢いです。

 新型コロナウイルスに感染しても8割の人は軽症または無症状のまま自然と治ります。

 非喫煙者にとっては普通の風邪とたいしてかわりません。

 重症化するのが喫煙者ばかりなら、「新型コロナウイルス感染症」から「伝染性タバコ肺炎」に名前を変えた方がいいじゃないの。

 新型コロナウイルスで死にたくなければ、マスクやトイレットペーパーや納豆を買いだめしたり、デマばっかり流しているワイドショーを見ているのをやめて、禁煙しましょう。

 

今どきは暴力団事務所も禁煙なんだってよ

2018.12.14 カテゴリー|タバコの害について

「タバコと同じく将来絶滅する」 暴力団を見届けるライター鈴木智彦の覚悟 

https://blogos.com/article/345125/

 今、ヤクザ映画なんて本当におかしなことになっています。映画と事実がずれていても良いんですが、ズレ過ぎなんですね。暴排条例が出来て、ヤクザの現況って180度変わったのに、それを全く無視して映画が作られている。
 例えば、大方の暴力団事務所って今禁煙なんですよ(笑)。これだけ禁煙社会になったから。ヤクザは社会の写し鏡だから、こんだけ社会が禁煙になったら、暴力団だって吸わないんですよ(笑)。

 今どきは暴力団事務所も禁煙なんだってよ。

 これから禁煙を勧めるときには「今は、ヤクザでさえタバコ吸ってないんだぞ!」って言ってみよう。

さくらももこさんとタバコについて

2018.8.29 カテゴリー|タバコの害について

 「ちびまるこちゃん」の作者のさくらももこさんが乳癌でお亡くなりになりました。享年53歳、若すぎる死です。

 私は「ちびまる子ちゃん」の大ファンで、コミックスは全16巻所蔵しています。

 ちなみに、小学校の頃の私は、はまじと永山君と山田を足して3で割ったような子供でした。

 

 さくらももこさんはかなりのヘビースモーカーだったそうです。

 国立がんセンターの研究によると、閉経前の女性では、たばこを吸ったことがあるグループの乳がんリスクは、吸わないグループの3.9倍高いことがわかっています。

https://epi.ncc.go.jp/jphc/outcome/272.html

 タバコを吸っていなければこんなに若くして乳癌で亡くなる可能性はきわめて低かったと思います。

 またすばらしい才能がタバコに殺されてしまいました。

 

 上記の研究によると受動喫煙でも乳癌のリスクが2.6倍高いことがわかっています。

 奧さんの前でタバコを吸っている旦那は、「おまえ、早く乳癌で死ねよ」と言っているようなものです。

 ろくなもんじゃない。

【朗報】仕事をさぼってタバコを吸っていると処分される時代になりました

2018.6.06 カテゴリー|タバコの害について

2年で440回職場抜け出し喫煙 大阪府職員訓告処分

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180605-00022931-mbsnewsv-l27

 大阪府の職員が勤務中に職場を抜け出し喫煙を繰り返していたとして、訓告処分を受けました。
 
 訓告処分を受けたのは、大阪府健康医療部の49歳の男性職員です。大阪府によりますと、職員は2年前の4月から2年間で約440回、合計100時間以上にわたり勤務中に職場を離れ、たばこを吸っていたということです。
 
 今年3月、匿名の情報に基づき府の職員が4日間男性職員の勤務中の行動を確認した結果、1日に2~3回、府庁本館から150メートルほど離れた民間のビルの喫煙室でたばこを吸っていたということです。
 
 府庁の敷地内には喫煙スペースがありますが、喫煙が認められているのは昼の休憩時間など勤務時間外だけです。府の調査に対し職員は「業務でストレスが溜まっていた」と話しているということで、依願退職しました。

 いろいろつっこみを入れたいと思います。

 健康医療部で府民の健康を守るための部署でしょ。

 タバコ吸ってちゃダメじゃね。

 あと、「業務でストレスが溜まっていた」とか言っているけど、違うから。ニコチン切れでイライラしてただけだから。

 喫煙によるニコチンの効果は約40分で切れます。なので喫煙者はタバコを吸って40分くらいするとイライラしてくるのです。

 昼休み以外は喫煙を認めないということは、喫煙者に対して、タバコをやめるか仕事を辞めるか選択させているのと同じです。

 この職員も、禁煙外来を受診して、ニコチン依存症の治療を受けていれば、大阪府職員という立派な仕事を失わなくてすんだのにね。

 

 仕事をさぼってタバコを吸っていると処分される時代になりました。

 中高生の諸君!まともな仕事に就きたかったら、興味本位でタバコに手を出しちゃダメだよ。マジでマジで。

最近の記事

カテゴリー

月別アーカイブ