HOME > 院長BLOG

院長BLOG

1  2  3  4  5

今どきは暴力団事務所も禁煙なんだってよ

2018.12.14 カテゴリー|タバコの害について

「タバコと同じく将来絶滅する」 暴力団を見届けるライター鈴木智彦の覚悟 

https://blogos.com/article/345125/

 今、ヤクザ映画なんて本当におかしなことになっています。映画と事実がずれていても良いんですが、ズレ過ぎなんですね。暴排条例が出来て、ヤクザの現況って180度変わったのに、それを全く無視して映画が作られている。
 例えば、大方の暴力団事務所って今禁煙なんですよ(笑)。これだけ禁煙社会になったから。ヤクザは社会の写し鏡だから、こんだけ社会が禁煙になったら、暴力団だって吸わないんですよ(笑)。

 今どきは暴力団事務所も禁煙なんだってよ。

 これから禁煙を勧めるときには「今は、ヤクザでさえタバコ吸ってないんだぞ!」って言ってみよう。

大きく転位していた中学生の手首の骨折

2018.12.10 カテゴリー|骨折・捻挫の治療

 中学生の男子

 自転車で転んで受傷しました。

 某総合病院の救急外来を受診してレントゲンを撮り、大きく転位した橈骨遠位部骨折を認めました。救急医が同院の整形外科医に電話で問合せをしたところ、「シーネ固定をして、明日近くの整形外科を受診するように説明してください。」と指示をうけました。

 救急医は指示通りシーネ固定して当院宛の紹介状を書いてくれました。

 翌日当院を受診しました。私は持参したレントゲンのコピーを見てびっくり!

 「すげぇずれてんじゃん。」

16717a.jpg

 「骨折がすごくずれているので、局所麻酔をしてから整復します。うまく戻ればそのまま外固定で治療しますが、うまく戻らないときや、すぐにずれちゃうときは、手術が必要なのでもう一度某総合病院に紹介します。」と説明しました。

 血腫内ブロック(骨折部の内出血部に局所麻酔薬を注入して麻酔をかける方法)で麻酔をしてから、テレビレントゲンで確認しながら骨折を整復しました。

 それなりにうまく整復できたのでシーネ固定しました。

16717b.jpg

 経過中、再転位することもなく3週間後のレントゲンで仮骨(骨折をくっつける新しい骨)が十分に形成されていたのでシーネを外しました。

16717c.jpg

 私の腕がいいおかげでうまく治ったからいいけど、私が勤務医だったころにこんなひどい骨折を開業医に紹介したことは一度もないなぁ。

 というか、救急外来に骨折の患者さんが来たと当直医から相談を受けて、電話で済ませたことは一度もなかったと思います。必ず、病院に駆けつけて自分で治療しました。当時はそれが当たり前だと思っていたし、自分がすぐに駆けつけることで、自分自身が困ったときに、内科や外科の先生にすぐに来てもらえるからです。

 某総合病院のような大きな病院の救急外来の仕組みは、私がいたような中規模の病院とは違うのでしょうね。

滑液包炎はほっときゃ治る

2018.12.07 カテゴリー|その他の治療について

1年くらい前に以下のような問合せメールが届きました。

 今年9月20日足の甲に水ぶくれができ2,3日してから病院に行きましたら、滑液包炎と診断され水を抜きますかと言われたので抜いていただいたのですが、1.5ccでした。しばらく少し膨らんでるかなという感じで推移してたのですが、11月ごろから膨らみが目立つようになり、今まで朝起きた時は比較的引いてたのですが、朝起きても腫れが引かず病院に行って水を抜いてもらったところ9ccでした。特別痛みはないのですが、担当医は手術しかないとおっしゃっておりました。ステロイドを打ってくれるところもあるみたいですが、もう慢性で治らないのでしょうか?先生のブログではほっておくようなことが書いてありましたが、どんなものなのでしょう。
 
私の回答
 
 お問い合わせありがとうございます。足の甲の水ぶくれは「座りだこ」です。正座をなるべくしないようにしていれば自然と治ります。
 ステロイドは意味ないです。手術も必要ないです。ほっときましょう。
 
回答に対する返事
 
 早速、ご回答いただきまして恐縮しております。なるべく正座をしないで様子を見てみます。サイトによってはケナコルトといったステロイドの注射のことが書いてあったのでいろいろと探しておりました。御高診、ありがとうございました。
 
 
1年後、その後の経過についてメールで報告してくれました。
 
 以前、メールで相談した○○です。1年位かかりましたが足首の滑液包炎が治りました。9月までは滑液包が少し肥厚してましたが、今はその肥厚も無くなりました。
「座りだこ」ダコだったんですね。かかっていた医者には昨年の12月に9cc位抜いてもらい、「何かにぶつけてなくなちゃうこともあるよ。トンカチで叩いてみるか?痛いぞー」とからかわれ、治るのか心配でしたけどおかげさまで治りました。ありがとうございました。
 
ありがたいことに写真も添付してくれました。
 
            1年前
katu1.JPG
            現在
katu2.JPG
きれいに消えてますね。
滑液包炎はほっとけば治ります。
ただし赤く熱を持って腫れる化膿性滑液包炎は別ですよ。切開排膿して抗生剤を投与する必要があります。

手のしびれはまず手根管症候群を疑いましょう。(首のせいじゃねぇよ)

2018.12.06 カテゴリー|その他の治療について

 80歳の女性

 もう10年近く、腰痛や骨粗鬆症で当院に通院している患者さんです。

 2週間くらい前から自然と左手にしびれが出現しました。若い人にインターネットで調べてもらったら、神経内科を受けたほうがいいと書いてあったので、某総合病院の神経内科を受けにいきました。ところが、その病院の新患受付で相談したら「その症状なら整形外科を受診したほうがいい」と言われ、整形外科外来に案内されました。

 そこで若い医師の診察を受け、首のレントゲンを撮り、首の骨が神経にさわってしびれが出ていると診断され、リリカが処方されました。

 ちなみに、紹介状なしで総合病院を受診したので、健康保険の自己負担の他に5,000円払わされました。

 それなのに薬を飲んでもちょっとも良くならないので、1週間後に当院を受診しました。

 

 私は手のしびれの患者さんはまず最初に手根管症候群を疑うことにしています。

 案の定、正中神経の神経支配に一致した知覚異常と母指対立筋の軽度の麻痺を認め、典型的な手根管症候群でした。

 「馬鹿だなぁ。何で最初に俺に相談しないんだよ。首は変形は関係ないからね。手首のところで神経が圧迫されているせいのしびれだよ。神経や腱の腫れをひかせる注射を手首に打てば良くなるよ。」

 と説明して、正中神経ブロックを行いました。1週間後にはしびれはほとんど消えていました。

 

 この患者さんの例からわかる教訓をあげます。

① 何か症状が出たら、最初にかかりつけ医に相談しましょう。

② 紹介状なしに大病院を受診するとよけいなお金(5,000円)を払わされます。

③ 大病院は若い医師の教育機関でもあるので、紹介状なしで受診すると若い医師の練習台にされます。

④ 手のしびれは、まず手根管症候群や肘部管症候群などの末梢神経障害を疑います。最初に首を疑うのはヤ○医者です。

 

 

シーネを外して湿布を交換しても腫れは引かないよ

2018.12.03 カテゴリー|骨折・捻挫の治療

 サッカー部の中学生

 部活中に転倒して受傷しました。

 近くの整形外科を受診して、「右肘の骨が折れているから、肘の上から手首の先までシーネ(添え木)と包帯で固定する。腫れているから、毎日包帯を外して湿布を交換するように。」と説明され、シーネと三角巾で固定されて湿布を処方されました。

 両親が、その説明に不安を覚えたため、翌日当院を受診しました。

 レントゲン上、肘の内側に剥離骨折を認めました。

 「湿布に腫れをひかせる効果なんかないから、湿布交換は意味がありません。むしろ、外したときに骨がずれる危険性があります。また、骨折の形態から手首を固定しても意味がないので、手首は動かせるようなシーネを作り直します。その分、手首や指をどんどん動かしてね。鉛筆を持ってもいいよ。三角巾していると肩を動かさないせいで肩や首に痛みが出るから三角巾でつるしちゃダメだよ。」と説明してシーネ固定しました。

 

 骨折がずれてしまうリスクを冒してまで、シーネを外して湿布を交換する理由がよくわからない。

 骨折したところが腫れるのは、骨折した骨から出血してその血液が皮膚の下や筋肉の中に溜まるからです。

 湿布にその溜まった血液を減らす効果はありません。なので全く無意味です。

 

 腫れをひかすためには、患部の血の巡りを良くすることが一番です。

 指や手首をどんどん動かすと筋肉のポンプ作用で血の巡りが良くなります。

 なので、シーネは必要十分な範囲でしっかり固定して、それ以外の部分はどんどん動かしてもらいます。

 三角巾を使うと、肩だけじゃなく手首や指も使わなくなるので、やっぱり三角巾も使わないほうがいいです。

 

 湿布には痛み止めとしての効果がありますが、骨折の痛みはシーネ固定をしっかりすれば無くなるので、やはり湿布を貼る意味はありません。

 

 シーネを外して湿布を交換しても腫れは引かないし、骨がずれる可能性があるからやっちゃダメだよ。

1  2  3  4  5

最近の記事

カテゴリー

月別アーカイブ