2020.11.12 カテゴリー|医療に関する迷信
前回に続いて青なじみの話です。
例えば、膝をぶつけた場合、足首の方まで青なじみが広がることがあります。
肩を骨折した場合、青なじみが肘や手首の方まで広がります。
これは、内出血した血液が重力にひっぱられて皮下脂肪の中を移動しただけなので、なんの心配いりません。
もちろん、湿布を貼っても意味はありません。
内出血がひどいと浮腫が伴うことがあります。
その場合は、指や手首や足首の関節をどんどん動かせば、筋肉のポンプ作用で血液の流れが良くなって浮腫が改善します。
子供がおでこをぶつけてタンコブができると、そこから内出血が広がって目のまわりがパンダみたいに青なじみになることがあります。
この場合も自然に消えるので、湿布を貼ったりしないでください。
隠すために眼帯なんかすると、小さい子はそれだけで視力が低下することがあるので絶対にやらないでください。
青なじみは移動しますよ。怪我したところ以外に青なじみが広がっても心配しないでくださいね。