2020.11.09 カテゴリー|その他
中学校2年生の女の子
1ヶ月前から両すねが痛くて、歩くのもつらくなり当院を受診しました。
診察の結果、シンスプリントでした。
話を聞くと、テニス部の練習の他に駅伝大会の練習もしていると言うことでした。
走りすぎが原因なので2週間は走らないことと、駅伝大会の代表を辞退するように話しました。
毎年この時期に、茨城県中学校駅伝大会が実施されます。
各中学校から持久走が早い生徒が選ばれて学校を代表して走ります。
問題は、代表になるのが陸上部の生徒とは限らないことです。
むしろ、サッカー部とかバスケ部とかテニス部とか他の運動部に所属してる生徒の方が多いです。
部活動の他に、朝とか昼休みに駅伝の練習をさせられたら、それりゃ壊れますよ。
ちなみにうちの長女も駅伝の選手に選ばれましたが、テニス部も生徒会もやっていて大変だったので、駅伝の練習をサボりまくっていたら、選手をクビになりました。本人は最初から駅伝大会に出たくなかったので喜んでいました。
うちの長女のように、先生に逆らってまで自分を守れるようなタイプの子供は激レアなので、ほとんどの子は真面目に部活と駅伝の練習を両方一生懸命にやってしまいます。
そして壊れる。そして好きでやっている方のサッカーやバスケやテニスにまで支障を来すようになる。
こんなに子供たちに負担をかけてまで、駅伝大会を実施する意味がわかりません。
駅伝大会がやりたいならば、箱根駅伝と同じように駅伝部がある学校だけでやればいいのです。なんで関係ない子供まで巻き込むのよ。
子供たちを守るために、中学校駅伝大会の中止を強く求めます。