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青なじみ(青あざ)に湿布を貼っても意味ないよ

2020.11.10 カテゴリー|医療に関する迷信

 青なじみとは茨城弁で内出血による青あざのことを言います。

 「青なじみがあるから湿布が欲しい。」と求めてくる患者さんがたくさんいますが、青なじみに湿布を貼っても意味ないよ。

 いったん皮下組織に広がった血液は、自然と吸収されるのをまつ以外消す方法はありません。通常1~2週間で消えます。どんなにひどい内出血でも跡が残ることはありません。

 外から湿布を貼っても何の役にも立ちません。医療費の無駄です。

 

 受傷直後に受傷部を氷などで冷やすことは、患部の腫れや内出血を防ぐ効果があります。

 この場合も氷などで物理的に冷やさなければ効果はなく、湿布や冷えピタでは全然意味がありません。

 

 湿布には腫れや青なじみを治す効果はありません。

 湿布はあくまで痛み止めです。痛くないところに貼っても意味はありません。

 

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