2015.11.27 カテゴリー|その他
今日はこのニュースを取り上げます
容疑者「男児の腹の中に死に神が」 糖尿病7歳殺害事件
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20151127-00000011-asahi-soci
捜査1課によると、亡くなったのは宇都宮市東原町の小学2年生今井駿君。近藤容疑者は、今井君の両親から1型糖尿病でインスリンの投薬治療が必要だと聞いていたが、両親と共謀して4月上旬ごろから投薬治療を中断させ、医師による適切な治療を受けさせないまま放置し、4月27日に死亡させた疑いがある。
1型糖尿病が祈祷で治るわけねぇだろ!この馬鹿親!
人間の体で血糖値を下げるホルモンはインスリンしかありません。1型糖尿病は何かしらが原因となりインスリンを分泌できなくなくなってしまう病気です。医学の発展によりインスリン注射が出来るようになるまでは、治療の方法がなく、死を待つしかない病気でした。
それをこのインチキ祈祷師(インチキじゃない祈祷師がこの世に存在するとは思っていませんが・・)のくそ野郎は、インスリンを止めただけではなく、ハンバーガーや栄養ドリンクなんて糖質の塊を食べさせていました。これはもう完全に殺人です。
肩こりとか腰痛とか、自律神経失調症とかストレスや精神的な不安が原因で起こる病気は祈祷で治ることもあるでしょう。祈祷で良くなるという思い込みがストレスや精神的な不安を解消してくれたりするからです。でも1型糖尿病にストレスは関係ないから、祈祷でなんて絶対に治らない!
親も祈祷師も無知すぎる。1型糖尿病にインスリンが絶対に必要なことは少しググればいくらでも調べられる。この子は親が馬鹿だったせいで死んでしまいました。かわいそうでなりません。
2015.9.01 カテゴリー|医療に関する迷信
今日はこのエントリーの紹介
スポーツは健康に悪い 女性アスリート2割が疲労骨折を経験
http://blogos.com/article/131110/
スポーツが健康に悪いという意見におおむね賛成です。
スポーツをしてなければならない病気や怪我がたくさんあります。このエントリーに書かれている、女子マラソンランナーの骨粗鬆症などもそうですが、野球選手に多い投球肩や野球肘、サッカー選手や格闘技選手に多い膝前十字靱帯断裂などは、スポーツをしていなければまず起こさない怪我です。若い頃のスポーツのやり過ぎによる怪我が原因で、まだ中年なのに肘や膝や足首などの関節が、後期高齢者なみに変形している患者さんをたくさんみてきました。
スポーツは健康のためにやるのではなく、楽しむためにやるものです。
私もゴルフをやりまくっていますが、健康のためにやっている訳じゃなく、ゴルフが楽しくて仕方ないからやっているのです。ゴルフのやり過ぎで腱鞘炎になったり、腰痛になったりしていますが、そんなの注射すれば治るからと、全然休まずゴルフをやりまくっています。ゴルフをしていて、バーディをとれたり、ロングパットが入ったり、アプローチがベタピンしたり、ドライバーがうまく当たってボールがぶっ飛んでいったときなど、超気持ちがいいので、精神的ストレスが吹っ飛びます。
逆に、健康のためといって、膝が痛いのに無理してウォーキングを毎日何時間もやっている高齢者がいますが、本末転倒もいいところです。
以前も書きましたが、ウォーキング程度の運動では何時間やっても筋肉を鍛えることはできませんし、消費カロリーも少ないのでダイエット効果もほとんどありません。ウォーキングが楽しくて楽しくてしょうがないというなら別ですが、そうでないなら痛みを我慢してまでやる価値はありません。
筋肉を鍛えたければ加圧トレーニングをしましょう。やせたければ糖質制限をしましょう。
健康のためにといって、楽しくもないスポーツや運動をするのは余計ストレスがたまるだけです。それで怪我をしたら馬鹿丸出しです。
スポーツは健康のためじゃなく楽しむためにやりましょう。
2015.7.29 カテゴリー|糖質制限
今日はこのウェブサイトの紹介
ダレノガレさんの食事法は無理しすぎないものです。
①食べたいものはランチで
②夜の炭水化物は摂らない
③大好きなチョコは3日に1度少しだけ
④フルーツは朝に食べる
⑤お酒の席では辛口ワイン
これってスタンダード糖質制限食(1日3食のうち1回だけは主食を摂り、残りの2回は主食を抜く)だよね。
モデルさんの中では、「炭水化物は太る!」は常識なんでしょうね。
2015.6.26 カテゴリー|糖質制限
今月、米国のFDAがトランス脂肪酸の使用を禁止したというニュースが流れてきました。
http://www.nikkei.com/article/DGXNASDG0800L_Y3A101C1CR0000/
このニュースを知って、「こりゃ大変だ!日本もすぐに規制になくちゃダメじゃん!」と考え、その旨をこのブログに書こうかと思っていましたが、忙しくて書く暇がなくすごしていたら、今日こんな記事を読みました。
科学ジャーナリストによる米国と日本のトランス脂肪酸摂取事情についての詳細な記事です。すごく勉強になりました。
http://blogos.com/article/118823/?p=1
要点をまとめます。
1.FDAが規制したのは全てのトランス脂肪酸ではなく、トランス脂肪酸の主要な摂取源であるPHOsという物質である。
2.PHOsは心臓疾患の原因となることがわかっている
3.米国の死因1位は心疾患である
4.WHOはトランス脂肪酸の摂取量を総カロリーの1%未満にするように勧告している
5.米国のトランス脂肪酸摂取量は2003年時点で2.6%もあった
6.2010年時点では0.6%まで減ったが、摂取量が多い上位10%の人は1.2%もある
7.米国ではPHOsの規制により数千人の命が救われる可能性がある
8.日本のトランス脂肪酸摂取量は2012年時点で0.31%(PHOsは0.12%)
9.摂取量の多い上位5%でも0.73%しかない
10.日本は元々摂取量がかなり低いので、トランス脂肪酸を規制しても大きな効果が得られない
11.それより高血圧や高脂血症、糖尿病の予防に予算を使った方が大きな効果が得られる
そんなわけで、日本ではトランス脂肪酸の規制はあまり必要ないようです。(見当違いなことブログに書かなくて良かった)
アメリカ人に心疾患が多い理由は、トランス脂肪酸のとりすぎもあると思うけど、それより糖質のとりすぎだよね。あんなに太ってたら心臓の血管も詰まるって。
糖質制限すれば、心疾患だけじゃなく、高血圧も高脂血症も糖尿病も予防できるからね。
2015.6.03 カテゴリー|糖質制限
今朝の「ZIP」に女優の佐々木希さんがでていました。
「今日が世界最後の1日だったら何をしますか?」という質問に
「コメをおなかいっぱい食べる」と答えていました。
米どころの秋田県出身なのに、普段は体型維持のために炭水化物を控えているからとのことでした。
女優さんやモデルさんの間では糖質制限が常識なんでしょうね。