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2013.12.05 カテゴリー|糖質制限
私は糖質制限で10㎏痩せました。
先日、久しぶりに来院された患者さんに
「先生、随分痩せて、すごく若返ったみたい。何かやったのですか?」
と聞かれて、得意げに
「実は、糖質制限を・・・」
と言いかけて、この患者さんが米問屋の社長夫人であることを思い出し、
「いやあの、食事制限をそれなりに、もにょもにょもにょ・・・」
と言って誤魔化しました。
糖質制限が普及すると困る人がたくさんいますよね。
コメ農家、米屋さん、小麦農家、うどん屋さん、日本酒の酒蔵とかね。
パン屋さんや、お菓子屋さんなんかもね。
あと、糖尿病の患者さんが激減するから、糖尿病専門医や、人工透析施設では患者の取り合いになるかもしれませんね。
2013.12.04 カテゴリー|骨折・捻挫の治療
40代の女性です。
1か月前にソファーの角に右足をぶつけました。
受傷後、すごく腫れて痛みも強かったのですが、ただの打撲だろうと考えて、痛みを我慢していました。
1か月経っても痛みがとれないため、当院を受診しました。
レントゲンを撮ると、第4中足骨頸部に骨折を認めました。
要するにすでに治っています。
骨折が治っているのに痛みが残っているのは、受傷後ずっと痛みを我慢していたからです。
痛みを我慢すると、神経が異常に興奮してしまい、骨折や捻挫などのケガそのものが治っても、痛みが残ってしまうことがあります。
このような痛みを慢性痛と言います。慢性痛になってしまうと、治療がとても難しくなってしまいます。
この骨折の場合、受傷後数日以内に受診してもらって、骨折部を外固定して、痛み止めを飲んでもらえば、すみやかに痛みは消え、慢性痛になることはなかったと思います。
とくに、女性の足の骨折や捻挫は慢性痛になりやすいので要注意です!
痛いときは我慢せず、すぐに治療に来てください。
2013.12.03 カテゴリー|湿潤療法
3歳の男の子
床に置いてあったヘアアイロンに左足をはさんでしまい受傷しました。
某病院救急外来を受診し、そこで処方された抗生剤軟膏を塗っていたけど、良くならないため10日後に当院を受診しました。
受診時の写真です。左足の内側と外側にヤケドがあります。
皮膚が弱い子で、途中テープでかぶれて湿疹になったり、そこをかきむしったせいで血豆になったりして、ちょっと大変でしたが、3週間後にはきれいに治りました。
ヘアアイロンでヤケドする子供が増えています。
ヘアアイロンは子供ん手の届かないところで使用しましょう。
2013.12.02 カテゴリー|その他
右手をヤケドした6か月の赤ちゃんが来院しました。
赤ちゃんのお母さん(以下母)「2週間くらい前の夜中にアイロンでヤケドして、某総合病院救急外来に行きました。」
私「えっ、夜中にアイロンがけをしていたの?」
母「いえ、私じゃなくて旦那が・・・」
私「えっ、旦那さんが夜中にアイロンがけしていたの?」
母「はい、お風呂上りに・・」
私「旦那さんはいつもお風呂上りに、自分の服のアイロンがけをしているの?」
母「いえ、服じゃなくて髪の毛です。」
私「あ~~~~~~~~。ヘアアイロンのことか。納得!」
私らの世代じゃ、アイロンて言えば、ワイシャツやハンカチに使うアイロンしか思いつきません。
今の若いお父さんやお母さんは、アイロンと言えはヘアアイロンのことを言うのかな?
ジェネレーションギャップを感じるなぁ。
最近、ヘアアイロンでヤケドをする子供が非常に増えています。
ヘアアイロンは200度以上になります。
子供の手の届かないところで使用してください!
2013.11.26 カテゴリー|トリガーポイント注射
湿潤療法の夏井睦先生の更新履歴に、「肥満とめまい」についての相談メールに対する僕のコメントが載りました。
質問メール
私は頸椎が悪く、コンサートを2時間聴いた後や、病院の2時間待ちの後、首や肩がカチカチに凝ります。その時も眩暈が起こることがあります。
「全てが痩せれば治る」というのがかかりつけの女医さんの持論ですが、先生のご意見をお聞かせいただければ幸いです。
http://www.wound-treatment.jp/new.htm#1122-06:00-5
質問に対する僕のコメント
「すべてが痩せれば治る」というのは、ずいぶんひどい持論です。確かに、痩せれば腰やひざなどの負担は軽くなるので、腰痛や膝痛などはよくなることがあります。でも首こりや肩こりはあまり関係ないですよね。頭や顔についている脂肪なんてたかが知れているから、やせても肩や首にかかる負担はほとんど減りませんからね。
僕も30歳のころから肩こりがあります。その後、加圧トレーニングと糖質制限で17㎏のダイエットに成功したけど、肩こりは治っていません。
肩こりは治っていませんが、心配もしていません。なぜなら、痛みの原因はトリガーポイントで、痛くなったら早めに痛み止めを飲んで、それでもよくならない時はトリガーポイント注射を打てばよくなるとわかっているからです。