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2014.1.06 カテゴリー|トリガーポイント注射
69歳の男性
昨年9月に心筋梗塞の手術を受けました。
手術後退院してから両太ももに痛みがあり、歩行が困難になっていました。
心臓血管外科の主治医から「腰からきている痛みだから整形外科に行ったほうが良い」といわれて、12月に当院を受診しました。
話を聞いてから触診をすると、両太ももの外側広筋に強い圧痛点がありました。
「心臓の手術を受けて安静にしている間に、太ももの筋肉が弱くなり、退院後無理して歩いたので筋肉が硬くなって、痛くなったのです。注射をして筋肉を柔らかくすればよくなりますよ。」
と説明しトリガーポイント注射を打ちました。
翌日再診した際には「だいぶ良くなった!」と喜んでおられました。
内臓疾患を除く体の痛みのほとんどは、筋肉に出来たトリガーポイントが原因で起きます。
しかし、この事実をほとんどの医師は知りません。
2014.1.01 カテゴリー|
あけましておめでとうございます。
今年もにしぼり整形外科をよろしくお願いいたします。
2013.12.13 カテゴリー|その他の治療について
手や足に出来るイボの正式名称は尋常性疣贅です。
尋常性疣贅とは、ヒトパピローマウイルスにはたくさんの種類があり、大別して皮膚型と粘膜・性器型に分けられます。尋常性疣贅は、皮膚型のウイルスが皮膚に感染して、良性腫瘍の「いぼ」ができる病気です。
一般的には、液体窒素を綿棒に含ませて、6〜7回、凍結と融解を繰り返す凍結療法を行いますが、痛いことと治癒率の低いことが欠点です。とくに、角質の厚い爪のまわりや足底では治りにくく、この場合はブレオマイシンの局所注射を行いますが、これもかなりの痛みを伴います。
電気焼灼や炭酸ガスレーザーで蒸散させることもありますが、瘢痕を残すことがあります。
当院ではイボの治療に液体窒素や電気焼灼や炭酸ガスレーザーなどは使用していません。というかこれらの設備が当院にはありません。
当院のイボ治療は、ダクトテープとヨクインニンで行っています。
ダクトテープはその名の通りダクト(通風管)を修理するためのテープです。このダクトテープを1日1回イボの上にはってテーピングテープで固定します。
ヨクイニンは漢方薬で主成分はハト麦です。ヨクイニンにはイボに対する免疫反応を高める効果があり、飲むことでイボが早く消えます。副作用はほとんどありません。
イボはウイルス感染症です。通常、体に感染したウイルスは免疫反応により、体から排除されます。ところが、イボのウイルスは真皮の中にうまく忍び込んで免疫反応を逃れています。だからなかなか消えないのです。ダクトテープを貼ることで、ダクトテープに含まれる化学物質が皮膚に炎症を起こさせ、その結果局所の免疫反応を惹起して、イボのウイルスをやっつけてくれるのだと考えられています。
液体窒素や炭酸ガスレーザーもダクトテープと同じで局所に凍傷や熱傷を起こして免疫反応を惹起させています。違いは液体窒素や炭酸ガスレーダーは痛いけど、ダクトテープは全然痛くないということです。
痛くないイボ治療を希望される方は是非当院を受診してください。
まあでも、イボなんてほっとけば忘れたころに自然と治るけどね。
2013.12.13 カテゴリー|その他
本日、開業してから1万人目の新患患者さんが来院されました。
開業してからちょうど6年半です。
開業当初は1日14人しか患者さんが来ない日もありました。
接骨院と間違えられたことも何度もありました。
トリガーポイント注射や加圧トレーニング、湿潤療法やビオチン療法など他の整形外科ではやっていない革新的な治療が、保守王国の茨城県では受け入れてもらえないのではないかと不安に思った日もありました。
それでも、信念を曲げず、自分が正しいと信じている治療を続けてきました。
その結果、口コミによる紹介の患者さんが徐々に増えて来て、ついに1万人を超えることができました。
当院を信頼してきてくれる患者さんと、当院を支えてくれる地域の皆様と、一生懸命に働いてくれる職員のみんなのおかげです。
本当にありがとうございます。
これからも努力を続けていく所存ですので、よろしくお願いいたします。
2013.12.12 カテゴリー|湿潤療法
今回は12月10日に東京中日スポーツ新聞のWEB版に掲載背れた記事を紹介します。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/living/health/CK2013121002000145.html
記事を担当した記者さんは、自分で自分の皮膚を傷つけて、「軟膏・ガーゼ」の治療と湿潤療法を比較し、湿潤療法のほうが早く痛くなく治ることを確認しています。
記者魂を感じますね。
この記事を見れば、「軟膏・ガーゼ」の治療より湿潤療法のほうがすぐれているのは明らかです。