HOME > 院長BLOG
2014.9.03 カテゴリー|その他の治療について
今日はこちらの記事の紹介
新生児、産湯使わず肌荒れ予防
http://opi-rina.chunichi.co.jp/topic/20140902-2.html
ざっくりとしたまとめ
生まれたばかりの赤ちゃんは胎脂という油で覆われている。従来は生後すぐに産湯につけてこの胎脂を落としていたが、胎脂には赤ちゃんの未熟な肌を守る効果があり、産湯につけず胎脂を落とさないことで、赤ちゃんのスキントラブルを減らすことができる。
また、生後すぐの沐浴は赤ちゃんの疲労が激しいことが知られていた。沐浴後に寝入って授乳回数が減り、体重が大幅に減ることも。また、胎脂には赤ちゃん本来のにおいがあり、このにおいをかぐことで母乳の分泌が促される効果もある。
出産直後に限らず、「乳児や幼児の皮膚はお湯に触れるだけで、バリアー機能を持つ皮脂や保湿成分を失いやすい」と池田さん。「お風呂はぬるめで、つかるのは長くても2~3分。せっけんの使用も抑え、洗いすぎて皮膚トラブルの悪循環を起こさないように」と訴えている。
ネットでちょっと調べてみたら、昔は産湯は生後3日目にしてたらしいです。現在のように生まれてすぐに産湯に入れるようになったのは、割と最近のことなのかもしれません。
この生まれてすぐの産湯がアトピー性皮膚炎の子供が増えている一因かもしれません。
アトピー性皮膚炎や老人性乾皮症など、皮膚のトラブルの多くが、体の洗いすぎが原因で起きています。お湯につかるだけで体の汚れの9割はおちます。
2014.9.01 カテゴリー|トリガーポイント注射
40代男性
20年前から掌蹠膿疱症および掌蹠膿疱症骨関節炎があり、あちこちの病院に通いましたが良くなりませんでした。
今年5月に当院を受診しました。首から肩にかけて強い痛みを訴えていたので頸椎のレントゲンを撮りました。
鎖骨と胸骨の骨皮質が肥厚して、骨が太くなっていて、胸鎖関節が破壊され鎖骨と胸骨が癒合しています。
下位頸椎も靭帯の骨化により癒合してます。
これらは掌蹠膿疱症骨関節炎の進行例によく見られる変形です。
しかし、これだけ変形していても痛いのは骨ではなく筋肉です。首から肩にかけて、6カ所くらいトリガーポイントを見つけたのでトリガーポイント注射を行いました。1回目の注射で少し痛みが改善し、4回目の注射をする頃にはだいぶ痛みが良くなりました。
もちろん、同時にビオチン療法を行いました。しかし、ビオチン療法で掌蹠膿疱症骨関節炎の痛みが取れるには通常半年くらいかかるので、今回はトリガーポイント注射が有効であったのだろうと思います。
2014.8.25 カテゴリー|その他
世間では今アイスバケツチャレンジが話題を集めていますね。
指名を受けた人が、24時間以内に氷水をかぶるか、ALS患者の支援団体に100ドルの寄付をしなければいけない。そして新たにチャレンジをする人を3人指名しなければいけないそうです。
ALSの患者の支援団体にはすでに55億円くらい寄付が集まったそうです。イベントとして非常にもり上がっています。
でも、これって「不幸の手紙」とかと同じチェーンメールですよね。お金を集めることが目的なので、むしろネズミ講に近いですかね。寄付の集め方としては、かなり邪道だと思います。
僕は有名人でも何でもないのですが、誰かが間違って僕を指名してきたとしてもチェーンメールと同様に無視させていただきます。私は世界一の奉仕団体であるライオンズクラブに所属していますので、寄付するときはライオンズクラブを通して寄付いたします。
今回のことで、一番驚いたのは、難病の代名詞ともいわれているALSという病気の存在を知らない人が世の中にたくさんいたということです。自分が知っているから、みんなも知っているわけじゃない、思い込みはいけないなと、反省いたしました。
ALSという病気の存在が広く認知されたことは非常に良かったと思いますが、邪道は邪道です。私はこのやり方を支持しません。
2014.8.25 カテゴリー|その他
昨日当院のお問い合わせホームに、携帯電話から8月21日の予約についてのお問い合わせメールがありました。返事を書きましたが、迷惑メール防止のためにPCからのメールをブロックしているようで、返事のメールが届けられませんでした。お問い合わせメールを送るときは、PCからのメールを受け取れるように設定してください。
仕方がないので、ここに返事を書きます。
お問い合わせありがとうございます。
診察時間内なら、予約なしでも診察いたしますので、ご遠慮なく受診してください。
ただ、8月21日はすでに終わっていますので、別の日に受診していただけますようお願いいたします。
にしぼり整形外科 院長 西堀靖広
2014.8.23 カテゴリー|トリガーポイント注射
今朝は、中学校の奉仕作業がありました。PTA会長としてはりきって草刈りをしていたら、背中がピキッとなりました。痛みはありましたが、動けないほどじゃなかったので、立場上、そのまま頑張って奉仕作業を行いました。
家に帰って、昼ご飯を食べているときに、背中がビキッとなり、動けなくなりました。急いでトラムセット(オピオイド系鎮痛薬)を飲んで、温熱治療器を背中に当てましたが、ほとんど良くなりません。困っていると、娘と映画を見に行っていた妻が帰ってきました。すぐに妻(看護師)に背中に2か所トリガーポイント注射をしてもらったら、直後から少し動けるようになりました。
1時間もすると痛みはかなり改善し、そのままライオンズクラブの奉仕作業で愛宕山の草刈を行い、そのあとの慰労会にも参加できました。
注射をしていなければ、今頃まだ動けなかったかもしれません。やっぱりトリガーポイント注射は効くなぁと思いました。