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2018.9.03 カテゴリー|その他
2ヶ月くらい前にクリニックの玄関に防犯カメラを設置しました。
目的は、防犯ではなく、靴の履き間違え対策です。
年に2~3回ですが、間違って他の人の靴やサンダルを履いて帰ってしまう人がいます。
今までは、靴が無くなった時間にクリニックから出て行った患者さん全員に電話して、無くなった靴を探していました。
携帯電話を持っていない人や耳が遠い人もいるのでかなり大変でした。
半年くらい前に来たおばあちゃんも帰るときに「私の靴がない」と訴えてきました。
「ここに私のと同じ種類で同じ色でサイズも同じ靴があるが、私の靴は買ったばかりでもっときれいだから、誰か間違って履いていっちゃった。」
と言うんです。
(そんな偶然あるか?勘違いじゃないの?)
と思いつつも、この患者さんがいる時間に、クリニックから出て行った患者さん全員に電話をして確認しましたが、誰も履き間違っていませんでした。
その旨をこの患者さんにお伝えしましたが、納得してくれませんでした。
そんなわけで、防犯カメラを設置しました。
画像で確認すれば、誰が履き間違ったのか一目瞭然ですからね。
2018.8.29 カテゴリー|タバコの害について
「ちびまるこちゃん」の作者のさくらももこさんが乳癌でお亡くなりになりました。享年53歳、若すぎる死です。
私は「ちびまる子ちゃん」の大ファンで、コミックスは全16巻所蔵しています。
ちなみに、小学校の頃の私は、はまじと永山君と山田を足して3で割ったような子供でした。
さくらももこさんはかなりのヘビースモーカーだったそうです。
国立がんセンターの研究によると、閉経前の女性では、たばこを吸ったことがあるグループの乳がんリスクは、吸わないグループの3.9倍高いことがわかっています。
https://epi.ncc.go.jp/jphc/outcome/272.html
タバコを吸っていなければこんなに若くして乳癌で亡くなる可能性はきわめて低かったと思います。
またすばらしい才能がタバコに殺されてしまいました。
上記の研究によると受動喫煙でも乳癌のリスクが2.6倍高いことがわかっています。
奧さんの前でタバコを吸っている旦那は、「おまえ、早く乳癌で死ねよ」と言っているようなものです。
ろくなもんじゃない。
2018.8.24 カテゴリー|トリガーポイント注射
肋間神経痛(ろっかんしんけいつう)とは、ろっ骨に沿って走る神経が何らかの原因で痛む症状のこと。その原因は不明なものが多い。あくまで症状であり、病名ではない。(ウィキペディア)
ウィキペディアにはこう書かれていますが、私はちょっと違うと思います。
実際には、原因不明の背部から胸部にかけての痛みを肋間神経痛と診断しちゃっているのです。でも肋間神経が何の原因もなく痛くなることなんてありません。
他院で肋間神経痛と診断された患者さんがたまに来ますが、ほとんど全員が広背筋や前鋸筋、大胸筋などの筋筋膜性疼痛症候群でした。みんなトリガーポイント注射で良くなりました。
肋間神経痛なんてないよ。
2018.8.21 カテゴリー|トリガーポイント注射
胸郭出口症候群(きょうかくでぐちしょうこうぐん)は、腕神経叢と鎖骨下動脈、鎖骨下静脈が胸郭出口付近で頚肋、鎖骨、第一肋骨などや前斜角筋、中斜角筋、小胸筋などに圧迫・牽引されることで起きる症状の総称である。(ウィキペディアより)
要するに、肩の辺りで、鎖骨や筋肉が神経や血管を圧迫または牽引して、腕から手のしびれや浮腫などが出る病気です。
でも私は、こんな胸郭出口症候群なんてないと思っています。だって、鎖骨にしろ筋肉にしろ自分で動かせます。もし骨や筋肉が神経や血管を圧迫(または牽引)して、しびれや痛みが出たら自分で動かしてそれを解除するはずです。普通そうするでしょ。いつまでもしびれや痛みがあるかっこう続ける人いないでしょ。
他院で胸郭出口症候群と診断された患者さんがたまに来ますが、みんな棘下筋など肩甲骨周辺の筋肉の筋筋膜性疼痛症候群でした。トリガーポイント注射で良くなりました。
胸郭出口症候群なんてないよ。
2018.8.09 カテゴリー|トリガーポイント注射
眠っていて目が覚めたときに、首の後ろや首から肩にかけての痛みが出ることがあり、いわゆる「寝違え」と言います。首を動かすと痛みが出る時もありますし、痛みで首を動かせない時もあります。
首が動かなくなるので、首の筋肉を痛めたと思っている人が多いと思いますが、原因は首の筋肉ではありません。
寝ているときの姿勢が悪くて、肩甲骨の周りに筋肉を痛めてしますことが原因です。
特に棘下筋と肩甲挙筋が原因になることが多いです。
寝違えてきた人の肩甲骨の真ん中あたりを押すと、飛び上がるほど痛がります。
なので、圧痛部にトリガーポイント注射をするとすぐによくなります。