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タバコ1箱1000円に大賛成

2016.10.28 カテゴリー|その他

自民党の受動喫煙防止議員連盟 たばこ1箱1000円に引き上げを申し入れ

http://news.livedoor.com/article/detail/12193819/

 自民党の受動喫煙防止議員連盟会長の山東昭子元参院副議長は25日、首相官邸で菅義偉官房長官と会い、2020年の東京五輪・パラリンピックに向けた受動喫煙防止対策として、たばこ税の増税により、たばこ1箱の価格を1000円以上に引き上げるよう申し入れた。菅氏は増税の是非には言及しなかったが、「五輪もあり、いいタイミングだ」と応じ、受動喫煙防止のための法整備を急ぐ考えを示した。 


 大賛成!

 自民党内にいる抵抗勢力に負けずに

 是非、実現してほしい

1歳男児の脛骨骨折の治療と経過

2016.10.14 カテゴリー|骨折・捻挫の治療

 1歳9ヶ月の男児

 保育園の滑り台から落ちて受傷しました。

 初診時のレントゲン

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 脛骨の骨幹部に斜骨折を認めました。

 太ももから足の甲までギプスを巻きました。

 

 1週間後レントゲン

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 この時点で、つかまり立ちが出来るようになりました。

 

 2週間後のレントゲン

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 矢印の部分に仮骨が見えます。

 この時点ではギプスのままで2歩くらい歩けるようになりました。

 

 3週間後のレントゲン

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 仮骨がしっかり出来たので、ギプスを外しました。

 この時点ではすたすた歩けるようになっていました。

 

 4週間後のレントゲン

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 骨はしっかりくっつきました。

 小走りも出来るようになったので治療を終了しました。

 

 1歳の子に、歩くなとか、体重をかけるな、とかいっても無理なので、歩行や日常動作に関して特に制限をしませんでした。

 むしろ、小さい子供は、大人と違って痛ければ無理に歩いたりはしないので、制限をかけなくても大丈夫だと考えています。

 

手術しても治らなかった首の痛みがトリガーポイント注射1回で治った

2016.10.13 カテゴリー|トリガーポイント注射

 70代の男性

 7年前から、全身の痛みと歩行障害などが出現し、頸椎の手術を1回、腰椎の手術を2回受けましたが、症状は改善しませんでした。

 手術をしたところとは別の総合病院で検査を受け、手術には問題ないから近くの医療機関で治療を受けるようにと、当院に紹介されました。

 初診時、全身の痛みと歩行障害を認めました。

 「元に戻すことは出来ませんが、注射と薬で痛みをコントロールしましょう。」

 と説明しました。

 全身に注射するわけにはいかないので、一番痛がっていた後頸部にトリガーポイント注射をしました。

 (ちなみにこの患者さん、あちこちの病院を渡り歩きましたが、注射を受けたことは一度もなかったそうです。)

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 5日後に再診した際には

 「おかげさまで、首の痛みはすっかりとれた。」

 と喜んでいました。

 首の痛みが取れて姿勢が良くなったためか、腰痛などの全身の痛みや歩行障害も改善しました。

 

 まあでも、みんながみんな、トリガーポイント注射がこんなに効くわけじゃないけどね。

 危険性も副作用もほとんどない注射だから試してみる価値はあると思います。

母指切断に対する湿潤療法(閲覧注意)

2016.10.11 カテゴリー|湿潤療法

 60代男性

 自宅でカンナ盤を使用中に右母指を切断してしまいました。

 某総合病院形成外科でソフラチュールとゲンタシン軟膏とガーゼによる治療を受けていましたが、以前、石岡第一病院で夏井先生の治療を受けたことがあり、湿潤療法について知っていたので、受傷から1週間後に当院を受診しました。

 初診時の状態です。

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 プラスモイストによる湿潤療法を開始しました。

 週1回程度通院してもらいました。

 半月後の状態です。

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 丸みを帯びた指先が再生されてきました。

 引き続き湿潤療法を続けました。

 途中、過剰肉芽が出来たので一時的にマイザー軟膏を使用しました。

 1ヶ月後の状態です。

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 皮膚が出来たので湿潤療法は終りになりました。

 ある程度の長さが残ったのでつまむ動作も出来ます。

椎間板ヘルニアは腰痛の原因ではない

2016.10.03 カテゴリー|トリガーポイント注射

 腰の骨の間に椎間板という軟骨があります。椎間板はわかりやすくいうとクッションです。そのクッションの中身(髄核)がはみ出てきて、神経を圧迫して腰痛や下肢痛を起こす病気が椎間板ヘルニアです。そこでそのはみ出た髄核を手術で取り除く治療などが行われてきました。しかし、この診断と治療にはいくつもの矛盾点があります。
 
 髄核が神経を圧迫しているのが原因ならば、手術をして髄核を取り除かない限り痛みが取れないはずです。ところが実際は椎間板ヘルニア患者のほとんどの人が手術をしなくても痛みがよくなります。逆に手術をして髄核をきれいに取り除いても痛みが取れない人もいます。
 
 大規模な臨床試験でも手術した人としなかった人で半年後に痛みが残っている確率は同じでした。
 
 またMRIの普及により椎間板ヘルニアがあるのに痛みがない人がたくさんいることがわかりました。別の臨床試験では、腰痛や下肢痛がある人と、何も症状がない人のMRIを比べたところ、腰椎椎間板ヘルニアがある確率は同じであることがわかりました。つまり、腰痛や下肢痛の有無と椎間板ヘルニアの有無には、相関関係が全くないということです。 
 
 神経生理学的にも矛盾があります。例えば指を包丁で切ってしまったとき、指の皮膚にある痛みを感じるセンサーが電気信号を発します。その電気信号が神経を伝わり脳に送られ、脳は指を切って痛みが発生したことを認識します。神経とはセンサーの電気信号を脳に伝える電線なのです。神経は電線であって、センサーではないので髄核が神経を圧迫しても痛みの電気信号は発生しません。
 
 つまり、椎間板ヘルニアがあって神経を圧迫しても痛みは発生しないはずなのです。 
 
 では、腰痛や下肢痛の原因は何でしょうか?それはずばり、トリガーポイントです。転倒や事故、繰り返し同じ動作をする、などで筋肉に負担をかけると筋肉の一部が痙攣してトリガーポイントが出来ます。
 
 トリガーポイントが出来ると筋肉内にある痛みのセンサーが電気信号を発して、脳に痛みの情報を伝えます。脳が痛みを感じると不安になるため、交感神経が興奮して筋肉の痙攣をよりひどくします。こうして痛みがどんどんひどくなっているのです。これを「痛みの悪循環」といいます。
 
 こんな時に医師から「椎間板ヘルニアによる痛みです。手術したほうがいいです。」などと言われたらどうでしょう?余計に不安になり、痛みも余計にひどくなってしまうでしょう。
 
 逆に「この痛みは筋肉の痙攣が原因なので、治療すれば数日でよくなります。」といわれたら、それだけで安心して、痛みが改善します。
 
 腰痛は椎間板ヘルニアなどの構造的な異常から原因ではなく、筋肉の機能的な異常から発生しているのです。
 
 筋肉の痙攣による痛みに対して、最も有効なのがトリガーポイント注射です。トリガーポイント注射は注射で痙攣している筋肉に直接局所麻酔薬を打つ方法です。この注射をすると筋肉の痙攣が鎮まり痛みが軽減します。局所麻酔を筋肉内に打つだけなので非常に安全ですし、何度でも行えます。
 
 慢性的な痛みで普通の痛み止めが効かない場合は、抗うつ薬や抗てんかん薬を飲むことで、脳のストレスや不安を軽減し自律神経の異常を改善させ痛みを楽に出来ます。
 
 椎間板ヘルニアは手術でもよくなりますが、実はこれは手術時に行った全身麻酔で筋肉の痙攣が消失したことでよくなるのではないかと考えられます。
 
 また加圧トレーニングには自律神経の調子を整える効果、ストレスを軽減する効果、筋肉の血流を改善する効果があるのでトリガーポイントによる痛みにも非常に有効です。
 

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