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トリガーポイント注射とビオチン療法と加圧トレーニングが有効だった左肩痛の一症例

2016.5.26 カテゴリー|トリガーポイント注射

 40代の女性

 昨年末に急に首から左肩にかけて激痛が出現しました。数カ所の整形外科を受診し、レントゲン上は異常なく、血液検査でも炎症反応が陽性である以外は異常がなく原因不明といわれました。

 ロキソニン、リリカ、ミオナール、デパス、葛根湯などが処方さていましたが、痛みはますます悪化して、痛みのため左肩は全然動かすことが出来ず、夜も眠れない状態になりました。

 1月末に当院を受診しました。

 左胸鎖関節に腫脹と圧痛を認め、また首から肩、背中にかけて数カ所のトリガーポイントを認めました。

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 掌蹠膿疱症性骨関節炎とそれに伴う筋筋膜性疼痛症候群と診断し、1度だけケナコルトで胸鎖関節ブロックを行い、以後はビオチン療法とトリガーポイント注射を続けました。

 痛みは徐々に軽快して、仕事中以外は痛まないようになりましたが、左肩関節の自動屈曲が70度と可動域制限を認めたため、4月はじめから加圧トレーニングも始めました。

 それ以後、動きもどんどん良くなり、5月中旬に、痛み止めの内服薬もトリガーポイント注射も不要になり、万歳も出来るようになりました。

 今後は、ビオチン療法のみ継続して経過を見ていく予定です。

湿潤療法と筋筋膜性疼痛症候群について講演してきました

2016.5.25 カテゴリー|トリガーポイント注射

 5月21日に水戸市のホテルで湿潤療法と筋筋膜性疼痛症候群について講演してきました。

 相手は、柔道整復師さんと一般の方でした。

 「創は消毒してはいけない!乾かしてはいけない!」

 「痛みの原因は骨ではなく筋肉」

 「椎間板ヘルニアは腰痛の原因ではない」

 「痛みは我慢すると慢性化して治らなくなる」

 などをスライドと実践を交えて解説しました。

 

 トリガーポイント注射を実践で見せる際に、症状から一発でトリガーポイントを見つけられたので、我ながら格好いいと思いました。

 

 講演後は近くの居酒屋で懇親会をしました。

 柔道整復師さんと親しく交流するのは初めてだったので、いろいろ刺激になりました。

 

 講演会や懇親会の様子は、今回の講演会を主催してくれた「治療家広場」のFBに掲載されているので、興味のある方は見てください。

https://www.facebook.com/%E6%B2%BB%E7%99%82%E5%AE%B6%E5%BA%83%E5%A0%B4-1435257023432998/?hc_location=ufi

 

 ちなみに、当日は仕事の前の日だったので懇親会でお酒は飲みませんでした。

最初からうちに来てればすぐに治ったのに

2016.5.20 カテゴリー|トリガーポイント注射

 70代の女性

 3年前から当院で骨粗鬆症の治療を受けていました。

 1ヶ月半ほど前、寝たときに腰がゴリゴリしてから強い腰痛が出現し、なぜか当院ではなく某記念病院を受診しました。

 そこで骨がつぶれていると言われ、セレコックスとミオナールをもらいましたが、良くならないため、1週間前に当院を受診しました。

 念のため、再度レントゲンを撮り、1年前にとったレントゲンと比べてみましたが、圧迫骨折は認めませんでした。

 触診で、腰にトリガーポイントを認めました。

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 腰部の筋筋膜性疼痛症候群(MPS)と診断し、

 「(トリガーポイント)注射に毎日通えばすぐに良くなるよ」と説明しました。

 1週間通院してもらったら、腰痛はほぼ消えました。

 最初からうちに来てればすぐに治ったのに、なんで他の病院に行くかなぁ?

右肩に注射したら、右手のしびれが治った!

2016.5.20 カテゴリー|トリガーポイント注射

 70代の男性です。

 右肩の痛みと、右手のしびれを訴えて当院を受診しました。

 右肩痛は三角筋の筋筋膜性疼痛症候群(MPS)、右手のしびれは手根管症候群と診断しました。

 MPSに対してはトリガーポイント注射、手根管症候群に対しては正中神経ブロックが有効です。

 健康保険の決まりで、神経ブロックは1日1種類しか請求できないので、とりあえず右肩にトリガーポイント注射をして、正中神経ブロックは翌日に行うことにしました。

 

 ところが、翌日話を聞いたら、右肩に注射しただけで右手のしびれも良くなったというのです。

 ビックリポンです。

 すぐにMPSやトリガーポイントについて書かれている本を調べてみましたが、三角筋のトリガーポイントが右手のしびれの原因になると書かれいるものはありませんでした。

 

 トリガーポイントについてはまだまだわからないことがたくさんあるんですね。

 

椎間板ヘルニアの一歩手前って何?

2016.3.22 カテゴリー|トリガーポイント注射

「椎間板ヘルニアの一歩手前」 石川遼、療養長期化を示唆

http://news.golfdigest.co.jp/news/pga/article/62261/1/

腰痛のため米ツアーの戦線から一時離脱している石川遼は20日、自身の公式ホームページを更新し、症状について「病院での診断は腰椎椎間板症」とし「椎間板ヘルニアの一歩手前だった」と明かした。


 椎間板ヘルニアの一歩手前って何?

 MRIでの椎間板の異常と、腰痛には相関関係がないことは、とっくの昔に証明されています。

 だから、腰椎椎間板症も椎間板ヘルニアの一歩手前も石川遼選手の腰痛とは無関係です。

 

 石川選手の腰痛は、慢性疲労によって発生した腰部のトリガーポイントが原因でしょう。

 それに精神的なストレス(アメリカツアーでなかなか勝てないこと、あとから来た松山秀樹選手に先を越されたこと、結婚したことなどなど)が加わって、悪化したのです。

 

 アメリカツアーをやめて、日本ツアーに戻ってくればいいのです。

 それだけで腰痛は治ると思います。

 もし治らなければ、当院にトリガーポイント注射を受けに来てください。

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