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8歳で初発の肘内障

2014.6.19 カテゴリー|骨折・捻挫の治療

 8歳の女の子

 学校で友達二人に両手を引っ張られたら、左肘がこきっとなり痛くて動かせなくなりました。その日のうちに近くの整形外科を受診してレントゲンを撮り、「骨折はないから湿布で様子を見るように」と言われました。

 1日様子を見ましたが、痛みが全くよくならないため、当院を受診しました。左手をだらりと下げて、少し手首を内側にひねった姿勢で診察室に入ってきました。その姿勢をみて、肘内障ではないかと疑いましたが、生まれてから一度も肘内障になったことはないというのです。8歳で初発の肘内障なんてあるのかなと半信半疑で肘内障の整復操作をしてみたら、コキッという音とともに整復できました。やっぱり肘内障だったのです。

 8歳で初発の肘内障なんて、超珍しいです。でもその子は8歳にしてはやや小さく、おそらく関節の発達も未熟なので、8歳でも肘内障になったのでしょう。子供の成長は一人一人違うので、8歳だから肘内障はないだろうとか決めつけちゃいけませんね。

 

関連ブログ

8歳の肘内障

https://nishibori-seikei.com/blog/2014/01/8.html

 

 

アメリカの田舎に、あり得ないほどのデブがたくさんいる理由

2014.6.12 カテゴリー|糖質制限

映画評論家の町山智浩さんが、アメリカの映画「Fed Up」の紹介をしています。

http://miyearnzzlabo.com/archives/18855

これを読むと、なぜアメリカの田舎には、あり得ないほどのデブがたくさんいる理由がわかります。

貧乏なため、安くてすぐにおなかが膨れるピザやパスタやパンやポテトチップやシリアルなど糖質ばかりを食べているそうです。そのため太っているのに栄養失調なんだそうです。

ちょっと長いですが、最後まで読んでみてください。衝撃的な事実がたくさん書かれています。

なんだかんだ言って、日本の行政は他国に比べればかなり良心的でまともなんだなぁと思いました。

鎖骨遠位端骨折に対する保存療法がうまくいかなかった3症例

2014.6.09 カテゴリー|骨折・捻挫の治療

 前回紹介した鎖骨ベルトと弾性包帯を使用した保存療法が、うまくいかなかった症例を3例経験しています。

 

 1例目は、精神科に入院中の60代の男性でした。外固定を勝手に外してしまうため、骨癒合が得られませんでした。経過観察中に、折れた鎖骨の先端が皮膚を内側から破り飛び出してしまいましたが、飛び出した部分を削ることで、創はふさがり、その後は特に支障なく入院生活を送っています。

 

 2例目は、80代の女性でした。受傷後3週間以上経過してから治療を開始した症例です。鎖骨ベルトと弾性包帯による治療を6週間行いましたが、骨癒合は得られませんでした。しかし、骨折部は軟部組織によって固められ不安定性も、痛みもなく日常生活には困らない状態に回復しました。

 

 3例目は、30代の男性でした。鎖骨バンドと弾性包帯で固定しましたところ、縦方向のずれは整復できましたが、横方向のずれが整復できず隙間が空いていました。鎖骨遠位端骨折が横方向にずれることはあまりないため、不思議に思って良くレントゲンを見てみたところ、胸椎に側弯を認めました。側弯で胸郭が左右非対称になっているため、鎖骨バンドをつけてもうまく整復できなかったようです。この方法で治療することは難しいことを説明し、手術ができる病院に行っていただきました。

鎖骨遠位端骨折の治療

2014.6.09 カテゴリー|骨折・捻挫の治療

 30代の女性

 自転車で転倒して受傷しました。近くの病院でテント言をとり鎖骨が折れていると言われ、鎖骨バンドと三角筋による固定を受けました。1週間後レントゲンを撮った後に「手術をした方がいいかもしれない」といわれ、不安になりネットで調べて当院のブログを読み、受傷より13日後に当院を受診しました。

 受診時のレントゲンです。鎖骨遠位端骨折を認めます。

10461a.jpg

 わかりにくいので、拡大して、骨折している部分を強調してみました。骨折部分は5㎜ほど離れています。

10461b.jpg

 鎖骨バンドと弾性包帯による方法で骨折部を整復外固定した後のレントゲンです。ほぼ元の位置に整復されています。

10461c.jpg

 その後の経過は良好で、4週間後に弾性包帯を外して鎖骨ベルトだけにし、入浴時は鎖骨ベルトも外すことを許可しました。

 6週間後、骨癒合が得られたので、鎖骨バンドを外しました。外固定中も痛くない範囲で肩をどんどん動かしてもらっていたので、可動域制限もなく、リハビリの必要はありませんでした。

 

鎖骨遠位端骨折に対する保存的治療法

https://nishibori-seikei.com/blog/2013/11/post-340.html

 

 

捻挫って、案外しないもんだなぁ

2014.6.05 カテゴリー|その他

 昨日の午後は休診だったので、午後のスループレーでゴルフをしてきました。

 ラウンド中、土手を下っていた時に草に右足が引っ掛かって、内側にぐにゃっと曲がり、そのまま転倒しました。脚がぐにゃっと曲がった瞬間、「これはやばい、折れる!少なくともひどい捻挫になる!」と思いましたが、立ち上がってみたら全然痛くありませんでした。ゴルフ中でアドレナリンが出まくっているせいかとも思いましたが、ラウンド終了後も痛くなりませんでした。ひねったときに、下手に踏んばらずにそのまま、ひねりが戻る方向に転んだのがよかったのかもしれません。

 捻挫って、案外しないもんなんだなぁと思いました。

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