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あの中田選手も糖質制限でダイエット

2015.4.08 カテゴリー|糖質制限

今回はこの記事の紹介

あの中田が、小食化で14㎏原料でキレキレ

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150408-00000025-tospoweb-base

 入団当時「動けるデブは最強!」と高卒ながら103キロの不摂生な体を正当化していたが、8年たった今はオフの猛トレーニングと炭水化物を必要最小限に抑える食事制限で、昨年の107キロから14キロもの減量に成功。パワーを維持したままキレを手に入れ、本塁打、打点(10)争いで2冠に立っている。

 ただ、減量ならではの悩みもある。「胃が小さくなったからメシが食われへん。(ナイター後は)ほぼ食べない。球場でおにぎりを1、2個食べて終わり。それ以上食べられない」と、小食になったことを明かす中田は「今は93、94キロを行ったり来たりで体重を上げるのがこんなに難しかったかなという感じ」と苦笑いした。


 中田選手、入団当時はビックマウスが鼻について大嫌いでしたが、最近は実力も伴ってきましたね。その陰に糖質制限があったようです。

 糖質制限をすると、機能性低血糖にならなくなるので、お腹がすかなくなり小食になります。

年収が低いほど喫煙率が高い

2015.4.08 カテゴリー|その他

 2010年に厚生省が調査した。年収別の喫煙率の調査結果です。

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年収が低くなるほど喫煙率が高くなることがわかります。

タバコが1箱440円として、1日1箱吸うと、年間で約16万円です。

タバコは、何の利益も生まず、健康を害するだけの無駄な消費です。

タバコをやめて浮いたお金を、自分自身のスキルアップや、子供の教育などに投資すれば、年収を上げることができると思うんだけどね。

何でも手術しちゃダメよダメダメ(鎖骨遠位端骨折)

2015.4.03 カテゴリー|骨折・捻挫の治療

 鎖骨遠位端骨折は鎖骨の末端部が折れた骨折です。47年前、Neer博士は論文で鎖骨遠位端骨折を、ほとんど転位がない安定型(Neer分類1型)と折れた鎖骨が上に跳ね上がる形で転位している不安定型(Neer分類2型)に分類しました。そして、安定型は保存療法で治療可能であるが、不安定型は手術をした方がよいとしました。

 

 それ以後、不安定型の骨折に対しては手術が行われてきましたが、15年前に私が当時勤務していた保原中央病院の佐藤伸一先生が不安定型に対する保存療法を発明し、私が学会で発表しました。

 

 1年半前、そのことについてこのブログに書きました。

https://nishibori-seikei.com/blog/2013/11/post-340.html

 

 それ以後、鎖骨遠位端骨折と診断され手術を勧められ、ネットで調べて当院を受診した患者さんが8人いました。患者さんの住所は、東京都5名、神奈川県2名、長野県1名でした。

 8名の患者さんのうち4名は、Neer博士が手術が必要とした不安定型ですが、残りの4名はそもそも手術する必要がない安定型でした。

 

 なぜ、前医は手術する必要がない安定型の骨折に対して、手術を勧めたのでしょう?

 多くの整形外科医は、手術の技術を磨くことには一生懸命ですが、保存療法は誰でもできる簡単な治療と馬鹿にして、きちんと勉強しません。だから保存療法に自信がなく、どちらか迷った場合は手術を勧めるようになるのです。

 

 私は、他の医師が手術じゃないと治せないと言っている骨折や捻挫を、手術をしないで治すことに生き甲斐を感じているので、保存療法は得意です。

たいしたことない病気でいきなり大病院にいかないほうがいいよ

2015.3.27 カテゴリー|その他

20代のシングルマザー

 3ヶ月前から左手の親指から中指にしびれが出現して、1ヶ月くらい前からしびれがひどくなったため、某総合病院の整形外科を受診しました。そこで、若手医師の診察を受け、「手根管症候群だから、手術をしなければ治りません。パチンコ屋の仕事もやめないと治らない。」と言われたそうです。

 幼子を抱えているので、手術のために入院することも、仕事をやめることも不可能なので、困ってしまい。普段からお世話になっている調剤薬局の薬剤師さんに相談したところ、当院を受診するように勧められました。

 

 診察した結果、典型的な手根管症候群でした。某総合病院の若手医師の診断は間違っていませんでした。でも「手術しなければ治らない」なんてことはないです。

 症状が軽ければ、ビタミンB12を飲んでもらうだけで治ります。症状がかなりひどくても、手根管内にケナコルト注射をすればほとんどの場合しびれが改善します。

 何度注射しても良くならず、かつ母指球筋の筋萎縮が認められるよう場合に初めて手術を検討します。

 

 この患者さんの場合、まず手根管内注射と内服薬で治療することにしました。おそらく、これだけで日常生活に困らない程度には回復すると思います。

 

 某総合病院の若手医師は、なぜ「手術しないと治らない」と説明したのでしょう?これは私の推測ですがが、経験不足が原因だと思います。某総合病院のような大病院には、手術をしなければ治らないような重症な患者さんが集まります。そのため、この若手医師は手術以外の方法で手根管症候群の治療した経験がないのでしょう。だから手術以外に治療の選択肢が思いつかなかったのではないかと思います。

 

 某総合病院のような大病院に紹介状もなし受診した患者さんはたいてい若手医師が診察を受け持ちます。なぜなら、部長クラスのベテランの医師はすでにたくさんの患者さんを受け持っていて、新患の患者さんをみる余裕がないからです。

 

 若手医師の練習台になりたいって思うなら、いきなり大病院を受診してもいいですけどね。でもね、紹介状なしで大病院にかかると約5,000円くらいの選定療養費という健康保険やマル福が効かない特別料金をとられます。救急車で運ばれるような重症な場合は除き、まずは近くの開業医を受診した方がいいですよ。開業医のほとんどは経験豊富なベテラン医師ですから。

必ずケロイドになると言われた赤ちゃんのヤケド

2015.3.26 カテゴリー|湿潤療法

 10ヶ月の女の子

 ロースターを触ってしまい左手の平にヤケドを負いました。近所の皮膚科を受診した際に医師から「必ずケロイドになる」と告げられました。ご両親はその言葉にすごく不安になり、ネットで調べて夏井先生に相談し、当院を受診するように勧められ、受傷3日後に当院を受診しました。

 受診時の画像です。

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 手のひらと親指から薬指に2度の熱傷を認めました。

 「屈曲拘縮になる可能性は」ありますが、ケロイドにはなりません。屈曲拘縮を起こしてもあとから手術をすれば治ります。」と説明して、ご両親を安心させてから、プラスモイストをミトンのような形に加工して左手にはめてもらい、湿潤療法を開始しました。

 自宅でご両親に1日1回プラスモイストを交換してもらって、当院には週2回程度通院してもらいました。経過は良好で、1ヶ月後には治癒しました。

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 現時点では指の可動域制限はなく屈曲拘縮は起きていません。もちろんケロイドになんてなっていません。

 もしかしたら、ゲーベンクリームを使った従来の熱傷治療だと、このくらいのヤケドでも必ずケロイドになるのかな。恐ろしい。

 

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