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頸から背中にかけての痛み(肩こり)がトリガーポイント注射で改善

2013.4.02 カテゴリー|トリガーポイント注射

70代の女性

 

2年前に草むしりをたくさんやった後から、首から背中にかけての痛みが出現しました。総合病院の整形外科を受診して、骨には異常がないと言われ、漢方薬を貰いましたが、改善しませんでした。その後しばらくは、鍼灸院に通いました。鍼治療を受けた直後はすごく良くなるけど、またすぐに元に戻ってしまいました。

 

先月、当院を受診しました。上図のように、肩甲挙筋や棘下筋などにトリガーポイントを認めました。週2回トリガーポイント注射を行ったところ、3回目で症状はかなり改善しました。

 

草むしりをしすぎて、肩甲骨の周りの筋肉にトリガーポイントが出来てしまったことが、痛みの原因です。

 

肩こりは、頸椎や肩甲骨の周辺の筋肉にトリガーポイントができることが原因です。トリガーポイント注射で楽になります。

 

 

高齢者の両足先の痺れにトリガーポイント注射が有効だった一例

2013.3.15 カテゴリー|トリガーポイント注射

83歳男性

 

4年前より両つま先にしびれがあり、内科医院よりロキソニン、メチコバール、ミオナール、オパルモンが投与されていました。症状がよくならないために、当院を受診しました。

 

初日、左足底から左短母趾屈筋に注射しました。

4日後再診、左足の痺れはとれたので、右足底から右短母趾屈筋に注射しました。

さらに3日後、また左足にしびれが出てきたので、左短母趾屈筋に注射しました。

さらに2日後、両足の痺れは取れたけど、左足背に痛みがあるというので、左足背から左背側骨間筋と左下腿前方から左長母趾伸筋に注射しました。

さらに2日後、痺れも、痛みもだいぶ良くなったというので、ダメ押しに、今まで打ったところ全部に注射をしました。

 

高齢者で両足にしびれがある患者さんはたくさんいます。そのうちの多くが、下腿から足にかけての筋肉に出来たトリガーポイントが原因だと思われます。トリガーポイント注射で良くなる可能性があります。

 

ただ、これらのトリガーポイントは慢性的なものになっているので、注射で一度よくなってもまた再発する可能性が高いです。

トリガーポイント注射が著効した両大腿部痛の女性

2013.2.18 カテゴリー|トリガーポイント注射

62歳 女性

 

2か月前に転倒し、両ひざを打撲してから、両太ももの前面から膝にかけて痛みが出現しました。痛みのため、しゃがむことが出来ず、また、座った姿勢から立ち上がるのも困難になりました。近くの接骨院で治療を受けていましたが、症状が改善しないため当院に紹介されました。

 

念のためレントゲンを撮りましたが、特に異常は認めませんでした。

 

触診で、上図のように両方の内側広筋と外側広筋に多数のトリガーポイントを認めました。筋筋膜性疼痛症候群と診断し、トリガーポイント注射を行いました。

 

1週間後に再診した際には、痛みがかなり改善していて、座位からの立ち上がり動作もスムーズになっていました。

 

転倒した時に、太ももの筋肉が伸ばされて、そこにトリガーポイントが出来てしまったのです。

痛みは気から

2013.2.14 カテゴリー|トリガーポイント注射

80歳男性

 

畑仕事中に腰がキアッとしてから、腰痛が出現しました。レントゲン上、特に異常を認めませんでした。痛み止めの薬やトリガーポイント注射で治療を行いましたが、3週間たっても痛みが取れませんでした。

 

しかし、3週間を過ぎたある日、転倒して右手首を骨折したことを境に、腰痛はほとんどなくなりました。そのあと、右手首の痛みがなくなっても腰痛は再発していません。

 

痛みは脳で感じます。なので、心の状態が痛みと大きく関与します。この方は、生まれて80年間、腰痛になったことがなく、生まれて初めての腰痛に「このまま死ぬまで治らないのではないか?」と大きな不安を感じていました。不安が痛みを悪化させ、さらに不安になるという「痛みの悪循環」に陥ってしまったのです。しかし、転倒をして右手首にもっと大きな痛みが出現したことで、痛みの焦点が手首に移り、「痛みの悪循環」が止まったのです。

 

「痛みは気から」なのです。

ぎっくり腰(ぎっくりケツ)の治療

2013.1.29 カテゴリー|トリガーポイント注射

47歳の女性

 

3日前にかがんだときに、左腰部~臀部~大腿外側にかけての痛みが出ました。

友人に勧められて、当院を受診しました。

 

以前から腰痛や右臀部痛があり、良くなったり悪くなったりを繰り返していました。

6年前に整形外科医から椎間板ヘルニアと診断されたことがあるそうです。

 

触診の結果、大腰筋、小臀筋、中臀筋にトリガーポイントを認めました。

トリガーポイント注射をして、マックスベルトをきちんと装着してあげると、痛みが劇的に改善しました。

 

触診や注射をしながら、患者さんに話しかけました。

   

「今回の痛みの原因はぎっくり腰とぎっくりケツです。ぎっくり腰は、腰やおしりの筋肉の急激な痙攣が原因です。椎間板ヘルニアは関係ありません。ヘルニアが原因なら、手術でヘルニアを除去しない限り、同じ痛みがずっと続くはずです。痛みが良くなったり、悪くなったりするのは、痛みの原因が筋肉の痙攣だからです。痙攣を起こしている筋肉に、注射をすることで痛みを減らすことができます。」

 

 トリガーポイント注射が劇的に効いたので、患者さんも僕の説明に納得してくれました。

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