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人間ドック、正常値の基準「緩めるべき」 学会調査

2014.4.07 カテゴリー|その他の治療について

今日はこちらの記事の紹介


 

人間ドック、正常値の基準「緩めるべき」 学会調査

http://www.huffingtonpost.jp/2014/04/05/complete-medical-checkup_n_5095935.html?utm_hp_ref=japan

人間ドックの検査で「健康」とされる基準について、人間ドック学会などが作る専門家委員会は4月4日、現在の基準で正常とされている数値の範囲を、大幅に緩めるべきだとする調査結果を発表した。

health check


 私はこの新基準に大賛成です。だいたい、今までの基準が厳しすぎるんだよね。だって、昔は高血圧は収縮期血圧180以上拡張期血圧100以上が治療の対象だったんだもの。基準値がどんどん厳しくなってきた背景には、患者を増やしたい製薬会社の思惑があるんじゃないかと思います。基準値を決めるのは学会の偉い先生たちで、そういう先生たちは研究費という名目で製薬会社からお金をもらっていたりしますからね。人間ドック学会の先生たちは、検査をするだけで薬を処方するわけじゃないから、製薬会社から金もらってないのかもね。

ヘビースモーカーさんへの返事

2014.2.18 カテゴリー|その他の治療について

 少し前に当院のお問合せフォームに以下のような質問がありました。返信をいたしましたが、なぜか届かなかったので、ここで答えさせていただきます。


お名前 : ヘビースモーカー

・→そちらのブログの「禁煙治療を受ければ、簡単にやめられんじゃね」なんて、軽く考えている人は禁煙治療を受けに来ないでください。時間とお金の無駄です。

とのことですが、それなら禁煙外来が不要なものであり気合いと根性で止めろと言えばすむものを何故整形外科が禁煙外来をやっているのですか?インフラの整っていない地方では車の運転は生活には必須です。パッチはニコチンを含むため中毒解消の根本的解決にはならないと考えます。そちらのブログの「禁煙治療を受ければ、簡単にやめられんじゃね」なんて、軽く考えている人は禁煙治療を受けに来ないでください。時間とお金の無駄です。というなら、そもそも禁煙外来しないでください。保険料目当てにしているとしか思えません。


 半端な決意では禁煙治療を受けても禁煙は成功しません。だから軽い気持ちで禁煙治療を受けに来てほしくないのです。本気で禁煙したいのに禁煙できないで困っている人に対する禁煙治療はやめません。保険料を目的にしていると言われますが、それなら本気で禁煙する気があろうがなかろうが断わらずに治療をしたほうが儲かります。治療費の7割は健康保険で支払われます。本気で禁煙する気がない人に健康保険を使うことは金をドブに捨てているようなものです。損をするのは私ではなく、国であり自治体であり、国民全体です。

 また、車の運転をしている人にはチャンピックスを処方できないのでニコチンパッチで治療するしかまりません。しかしこのことは、私が決めたことでなく、厚生労働省が決めたことなので、私に文句を言われても困ります。

 

 

禁煙は抗うつ剤より精神の安定に効果的

2014.2.18 カテゴリー|その他の治療について

ネットで見つけた記事です。

禁煙は抗うつ剤より精神の安定に効果的

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140217-00000043-jij_afp-int

・禁煙に成功した人は、不安やストレスを感じている人が抗うつ剤を服用したのと同じぐらい、精神的な安定を感じることができる

・禁煙に成功した人たちは挫折した人たちに比べて、不安感や気持ちの落ち込み、ストレスが減り、将来に対してより楽観的になったと回答した。

・その効果は抗うつ治療を受けたのと同じぐらい、あるいはそれ以上である

・『たばこはストレス解消になる』『たばこでリラックスできる』など、喫煙が精神の安定にいいというのは、通説にすぎない。

・たばこをやめてニコチン依存から解放されれば、精神状態が改善する

・喫煙者の心理状態はニコチンのせいで1日中不安定になっている

・たばこから得られる落ち着きや充足感の後はすぐに、気持ちの落ち込みや不安、動揺といった禁断症状に襲われる。

・喫煙者は、このような症状はストレスやほかの要因によるものだと間違いやすい。

・ニコチンには安定作用があるために、喫煙者は自分の心を落ち着かせてくれるのは、たばこだと勘違いするのだ。

・世界保健機関(World Health Organization、WHO)は昨年7月、たばこが原因で毎年約600万人が死亡し、2030年にはその数が800万人に増加すると推定した。


 タバコにリラックス効果があるというのは、完全に間違いで、タバコを吸っている人は、吸っていない人より常にイライラしているということです。私はタバコを吸ったことはありませんから、ニコチン切れのイライラはわかりません。しかし、糖質制限をする以前は糖質切れの低血糖によるイライラを毎日のように経験していました。糖質切れのイライラは糖質制限を始めたらすぐに消えました。タバコのニコチンは依存性が強いので、糖質制限の様にすぐにイライラが消えることはありませんが、通常3日間禁煙すればイライラしなくなります。あとは「タバコにリラックス効果がある」という間違った思い込みを消すことができればすぐに禁煙ができます。

 

コウノメソッドとは

2014.1.15 カテゴリー|その他の治療について

前のブログでさりげなく紹介したコウノメソッドとは、認知症に対する新しい治療法です。

 

認知症の治療に関してはまるっきり専門外なので、詳しいことは書けませんが、従来行われている認知症の治療は薬を使って認知症の進行を遅らせるというものでしたが、コウノメソッドをすると認知症が劇的に改善するケースがあるようです。

 

私は新しい治療を学び実践することが面倒くさいわけではないのですが、さすがにここまでは手が回りません。代わりと言ってはなんですが。笠間市立病院の白土先生が、コウノメソッドを学び実践していますので、認知症でお困りの方は笠間市立病院に相談してみてはいかがでしょう。

詳しくは笠間市立病院のブログを読んでみてください。

http://kasama33.exblog.jp/i9

イボを焼かずに治す

2013.12.13 カテゴリー|その他の治療について

 手や足に出来るイボの正式名称は尋常性疣贅です。

 尋常性疣贅とは、ヒトパピローマウイルスにはたくさんの種類があり、大別して皮膚型と粘膜・性器型に分けられます。尋常性疣贅は、皮膚型のウイルスが皮膚に感染して、良性腫瘍の「いぼ」ができる病気です。

 一般的には、液体窒素を綿棒に含ませて、6〜7回、凍結と融解を繰り返す凍結療法を行いますが、痛いことと治癒率の低いことが欠点です。とくに、角質の厚い爪のまわりや足底では治りにくく、この場合はブレオマイシンの局所注射を行いますが、これもかなりの痛みを伴います。
 電気焼灼や炭酸ガスレーザーで蒸散させることもありますが、瘢痕を残すことがあります。

 

 当院ではイボの治療に液体窒素や電気焼灼や炭酸ガスレーザーなどは使用していません。というかこれらの設備が当院にはありません。

 当院のイボ治療は、ダクトテープヨクインニンで行っています。

 ダクトテープはその名の通りダクト(通風管)を修理するためのテープです。このダクトテープを1日1回イボの上にはってテーピングテープで固定します。

 ヨクイニンは漢方薬で主成分はハト麦です。ヨクイニンにはイボに対する免疫反応を高める効果があり、飲むことでイボが早く消えます。副作用はほとんどありません。

 

 イボはウイルス感染症です。通常、体に感染したウイルスは免疫反応により、体から排除されます。ところが、イボのウイルスは真皮の中にうまく忍び込んで免疫反応を逃れています。だからなかなか消えないのです。ダクトテープを貼ることで、ダクトテープに含まれる化学物質が皮膚に炎症を起こさせ、その結果局所の免疫反応を惹起して、イボのウイルスをやっつけてくれるのだと考えられています。

 液体窒素や炭酸ガスレーザーもダクトテープと同じで局所に凍傷や熱傷を起こして免疫反応を惹起させています。違いは液体窒素や炭酸ガスレーダーは痛いけど、ダクトテープは全然痛くないということです。

 

 痛くないイボ治療を希望される方は是非当院を受診してください。

 まあでも、イボなんてほっとけば忘れたころに自然と治るけどね。

 

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