2013.10.31 カテゴリー|その他の治療について
5歳の女の子
体に小さな丘疹が出来たので、某皮膚科を受診しました。
医師から「ミズイボですね。とりますか?」
といきなり聞かれたので、お母さんはとらなきゃいけないものだと思い。
とることに合意しました。
ミズイボは、専用のピンセットでつまめば簡単に取れますが、皮膚を摘み上げるので、麻酔もせずにいきなりとったらすごく痛いです。
その子も、あまりの痛みに大泣きして大暴れしたそうです。
ある程度、ミズイボを取り除いた後で、医師から
「また出来たら、また取りに来てください。」
と言われ、またこんな痛い思いを子供にさせなきゃいけないのかと不安になり当院を受診しました。
当院を受診した時も、女の子は痛みに対する恐怖で最初から泣いていました。
私は、子供にも分かるようにミズイボについて説明しました。
ミズイボはウイルスの感染が原因なので、ほっといても1年から1年半くらいで自然と治ります。
しかし、その間はいくらとっても必ず再発します。
だから、痛い思いをしてまでとる必要はありませんし、とってもあまり意味がありません。
一緒のお風呂に入ってもうつりませんが、入浴タオルやバスタオルは共用しないようにしましょう。
同じく、一緒のプールに入っただけではうつりませんが、幼稚園や保育園のプールはミズイボがあると入れてもらえないので、どうしてもプールに入りたい場合に限り、麻酔テープで麻酔をしてから取り除きます。
痛い思いをしなくていいとわかったので、最後はニコニコ笑って帰っていきました。
2013.10.24 カテゴリー|その他の治療について
先週の土曜日、朝起きたらのどに軽い痛みを感じました。
夕方には痛みがだいぶ強くなってきたので、ちょっと前にこのブログで紹介した「風邪を簡単に早く治す方法」を試してみることにしました。
マスクして、ネックウォーマーに使い捨てカイロを貼り付けてのどを温め、その日はそのままねました。
翌朝にはのどの痛みは消えていました。
しかし、のどのイガイガと鼻水が残っていたため、治療を継続。その日の夕方には、症状はほぼ消えました。
念のため、そのまま寝たのですが、朝起きたらマスクもネックウォーマーもいつの間にか外していました。風邪の症状もスッキリしていました。
2日で風邪が治りました。
まあでも、
なにもしなくても、2日で治る風邪だったのかもしれないから、1回だけじゃわからないけどね。
関連ブログ
風邪を簡単に早く治す方法
2013.9.26 カテゴリー|その他の治療について
ネット上にとても参考になる記事を見ました。
医者にもかからず薬も飲まずに風邪を早く治す方法について紹介されています。
ちょっと長い記事なので、内容を抜粋します。
①風邪感染経路は低温、乾燥の鼻腔からで、経口ではない。
②風邪ウイルスの培養は20年近く失敗を続けていたが、培養温度を体温の38℃から33℃に下げることで成功(1963年)。現在、ワクチン培養は34℃前後で行う。したがって鼻腔粘膜の温度を35度以上に保てば感染阻止は可能。
③鼻腔、喉頭の効果的な局所加温ができれば短期間でウイルス殲滅が可能。
④ウイルスは条件が良ければ数時間で100~1000倍のペースで増殖をするので早期、短期決戦がポイント。
⑤ウイルスや細菌類は一定数に達するまでは行動を起こさない。
ということであれば、どうやれば鼻腔と喉頭部の温度を長時間(10~20時間)加温できるかを考えればよいことになる。
正解は、風邪かと思ったら直ちにマスク(安物のガーゼのマスクの方が呼吸が楽)を着用し、さらに頸の前後に使い捨てカイロを1~3個セットし喉を加温し鼻腔を35度以上に保つというすこぶるシンプルな方法である。
ウイルスは短時間には除去できないので、1~2日は就寝、仕事中にも着用すれば手遅れの風邪でも効果があり、勤務中でも実行可能、というのがよい。
風邪は鼻腔、喉頭部主体の疾患であるからこの部分の集中加温のみで充分なのに、それを身体防衛機能に任せると全身発熱、発汗にならざるを得ず、脳機能障害の危険のほかに全身昇温にエネルギーを浪費し、体力回復に長時間を要するという悪循環となる。
“風邪を引いたようだから明日病院へ行こう”ではウイルスの増殖に時間的な余裕を与えるだけで、医者の診断を仰ぐためにわざわざ全身症状にするという愚行である
すごく科学的で、かつ簡単な方法ですね。
まず、自分で試してみたいな。
でも、加圧トレーニングや糖質制限で免疫力が上がっているから、最近あまり風邪ひかないんだよな。
2013.9.10 カテゴリー|その他の治療について
「昨日、交通事故にあった。どこも痛くないけど、保険会社から『後から痛くなると困るので、念のため病院で診察を受けてくれ』と言われた。」
と言って、整形外科を受診する患者さんがたくさんいます。
以前にもブログに書きましたが、現時点でなにも症状がなければ、診察のしようがありません。
もし骨が折れていたり、関節が外れていたりしていれば、事故直後から痛いはずです。
後から痛くなるのは、筋肉痛です。
しかし、現時点でどこも痛くない人の筋肉痛が出るかどうかを予測する方法はありません。
「後から痛くなると困るので、念のため病院で診察を受けてくれ」と患者に説明する損保会社の社員は、後から出る痛みを予測する検査なり診察法なりを知っているのでしょうか?
もし知っていればぜひ教えてもらいたいものです。
知っているわけないよね。
そんな方法があるわけねぇもん。
どうせ痛みの治療についてろくに勉強もしていないで、責任逃れのために適当なアドバイスをしているだけでしょ。
損保会社の社員てホント〇〇しかいなのかな?
関連ブログ
交通事故にあってもどこも痛くなければどこも悪くないから
2013.8.29 カテゴリー|その他の治療について
6歳の女の子
ヒップホップダンスを習っていて、しゃがんだ状態から体をひねって立ち上がる時に、左膝がぽきっとなって痛みが出ました。
それ以来、ダンスで同じ動作をすると痛みが出るということで、某総合病院の整形外科を受診。
そこで円盤状半月板と診断され、手術を勧められました。
両親が手術をうけさせたほうがいいかどうか不安になり、当院を受診しました。
私の診断は、膝窩筋の筋筋膜性疼痛症候群でした。
そして、こう説明しました。
「円盤状半月板が痛みの原因ではないので、手術は必要ないと思います。ダンスの時だけ痛みがあり、日常生活では痛くないのであれば、ダンスを休ませれば治ると思います。」
そしてこう続けました。
「もし、自分の娘だったら、手術など受けずに、ダンスを止めさせます。」
しかし両親は、
「本人がダンスをやりたがっているから。」と言って、手術を選択しました。
手術を受けましたが、痛みがとれず。結局ダンスはやめたようです。
私には6歳の子供が、本当に自分に意志でダンスを続けたがっていたとは、到底思えません。
本当はダンスを止めたいのに、親の顔色を見て、親を落胆させないため「続けたい」といっていたのだと思います。
だからダンスの時だけしか痛みが出なかったのでしょう。
あの時ダンスを止めさせていれば、トリガーポイント注射も何もしなくても、自然と治った可能性が高いと思います。